冬のソロキャンプにおすすめのキャンプ道具を紹介します。
一年中ソロキャンプをしていると「冬」こそがベストシーズンであると感じます。
だから毎年、冬の訪れが楽しみでなりません。
びっくりするほど綺麗な夜空の星。冬の澄んだ空気は、どんな高価なレンズよりも自然の美しさを伝えてくれます。
寒さのおかげで、炎やギアのありがたさを感じることができます。
「冬のソロキャンプ」というと過酷なイメージが強いと思いますが、優れたキャンプ道具と炎があればとても楽しいものです。
空いているキャンプ場で、めいいっぱいキャンプを楽しみませんか?
冬のソロキャンプの醍醐味
冬のソロキャンプの醍醐味は、一人で過ごす「静寂の時間」です。
静まりかえった大自然の中にいると、普段は感じることのできない、”非日常感” を味わうことができます。
それは大勢が訪れる夏のキャンプ場では決して味うことのできない感覚。
みんなでワイワイするキャンプも楽しいものですが、冬こそ “あえて” ソロ(一人)で「静寂」を楽しみたいところです。
大自然に一人で向き合うからこそ、より感覚が研ぎ澄まされるんです。自然の光・音・暗闇、空気、その全てを五感で感じてみてください。
冬のソロキャンプの魅力
冬のソロキャンプの魅力はまだまだあります。
- 空いている
- 虫がいない
- 空気がおいしい
- 星空がうつくしい
- 炎がありがたい
- 汗をかかない
夏のように虫に悩ませられることもなく、汗もかかないので、焚き火を心から楽しむことができます。
極寒の中での焚き火の暖かさは格別ですよ。
冬のソロキャンプで「人間らしさ」をとりもどす
焚き火の暖かさが身にしみる冬のソロキャンプ。
人類は唯一、火をあつかうことのできる生き物です。でも、炎をこれほどリスペクトできる機会ってなかなかありません。
その体験はきっと、日頃わすれがちな “人間らしさ” をとりもどすきっかけになります。
焚き火のゆらぎには精神を落ち着かせ、活力をもたらす効果があると言われています。それは「1/fのゆらぎ」といわれるもの。小川のせせらぎや、そよ風などと同じ自然のゆらぎです。
焚き火の魅力にはしっかりとしたエビデンスがあるのです。
冬のソロキャンプ × おすすめのキャンプ用品
それでは、冬のソロキャンプでおすすめしたいキャンプ用品を紹介します。
あたりまえですが、ポイントは「寒さを和らげてくれるもの」「すぐに暖をとれるもの」を強化することです。ここで紹介しているのは、私が冬のソロキャンプで実際に使用してきた道具になります。
スノーピーク タクードストーブ
オートキャンプにおすすめなのは、スノーピークのタクードです。
いろいろな石油ストーブがありますが、キャンプで使用することを考えると、コンパクトで煮炊きのできる「タクード」が最高。大型幕でなければこれで十分です。デザインもスタイリッシュで本当におすすめですよ。
※本来は専用のシェルターでしかストーブの使用は認められていません。
コールマン ヒーターアタッチメント
バイクなどで石油ストーブを持っていけないときはこちら。
本来はコールマンのガソリンストーブの上に乗せて使う道具になりますが、テントの前室で使用するにはガス式のストーブと組み合わせるのがおすすめです。私は換気をしっかりとした上で、SOTOのガスバーナー(ST-310)で使用しています。
※本来の使用方法ではないので、自己責任でお願いいたします。
シングルバーナーは、一般的なガスヒーターよりも高出力なのがポイント。寒い幕内を一気に温めるのに重宝しています。小型のソロ用テントならすぐにあたたまりますよ。
ただし、一酸化炭素中毒の恐れがあるので、くれぐれも換気には注意してください。あと、下にガス缶がくるタイプのバーナーでは絶対に使用しない方が良いです。(熱をもって爆発する可能性があります。)
スノーピークの2.5wマットレス
冬は地面からの冷気で底冷えします。なぜなら、放射冷却で地面の熱が奪われ、周りの空気も冷え込むから。
私もキャンプを始めたころはテントの中で震えたものです。「こんなにも体温が奪われるのか・・」と驚愕したのを覚えています。
スノーピークのマットはオーバースペックともいえる道具ですが、その分圧倒的な安心感があります。厚さはなんと6.2cm。2.5cm〜5cm程度のマットが大半をしめる中、この厚みは最上級です。
普段はここまでハイスペックなマットでなくてもいいのですが、冬はマットの厚さと質には絶対にこだわりましょう。空気は熱の電動率が最も低い物質なので、空気で膨らむインフレーターマットは冬に適しています。収納はかさばりますが、車で持ち運べるのであればこの極厚のマットレスは最強だと思います。
ナンガ オーロラ 600DX
MADE IN JAPAN の高品質シュラフといえば「NANGA」。
「600DX」はこだわり抜いたヨーロッパ産のダウンを600g使用したもので、4シーズンご利用可能なモデル。コンフォート温度は-4度、リミット温度は-11度。平地のキャンプ場などでは真冬でも十分な性能があります。
そして、マミー型という頭まですっぽりと被れる形状なので、より体温を逃しにくいです。朝起きた時のぬくぬく感で二度寝するのが最高に気持ち良いですよ。
マルカの湯たんぽ
マルカの湯たんぽはトタン製です。古き良き、ノスタルジックな外観がとても好きなのですが、最大の特徴は「直火OK」ということ。しかもメーカー公認です。
2L以上のお湯が必要なことが多い湯たんぽでは、水を入れてそのまま温められるというのは大きなアドバンテージです。先に紹介した「タクードストーブ」の上にのせておけば、準備は完了。
寒さの心配をすることなく眠ることができますよ。
スノーピーク フォールディングトーチ
普段はそれほど使いませんが、冬の寒い朝に大活躍するのが「トーチ」です。
理由は「素早く、強引に火起こしができる」から。
スノーピークのフォールディングトーチを使えば、サクッと火おこしが完了。1秒でも早く暖まりたい冬の朝には大活躍です。OD缶もカセットガスも使えるのでコスパも抜群。
火力が凄いので、朝の湿った薪にも火をつけることができます。冬のキャンプにはマストですね。
ユニフレーム 薪グリル
冬になると引っ張り出すのがユニフレームの「薪グリル」です。焚き火をステンレス板で囲むような構造なので、反射した熱が一方向(自分がいる側)に集中します。
これが本当に暖かいんですよ。
散々いろいろな焚き火台を使ってきましたが、「冬には薪グリルが一番暖かい」というのがリアルな感想です。
薪グリル、めちゃくちゃいいですよ。(でも夏は暑いので、他の焚火台と使い分けてください)
まとめ
以上、冬のソロキャンプ × おすすめのキャンプ用品の紹介でした。
もう一度、冬のソロキャンプ のボイント(強化したいもの)をまとめるとこちらになります。
- 「寒さを和らげてくれるもの」
- 「すぐに暖をとれるもの」
荷物が増えがちな冬のキャンプですが、ソロ(一人)なら色々な道具を駆使しながら、心から楽しめると思います。「今回はこれを試してみよう」とか考えるのも、本当に楽しいんですよね。
優れたギアをもって快適な冬のキャンプを楽しんでみてください。
それでは、素敵なキャンプを!
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