スノーピークの「アルミパーソナルクッカーセット」のレビューです。
スノーピークのアルミパーソナルクッカーは携帯性抜群のクッカーです。浅型だから視認性がよくて料理が美味しく見える。間口が広いから食材が入れやすく洗いやすい。あのヒロシさんも愛用していたクッカーです。
新品の状態でのレビューと、キャンプで調理をしている様子などもまとめています。

Contents
アルミパーソナルクッカーセットのスペック
スペックはこちら。
メーカー | スノーピーク |
製品名 | アルミパーソナルクッカーセット |
品番 | SCS-020 |
サイズ(L) | φ14.8cm×7.5cm・フタφ15.7cm×3.3cm |
サイズ(S) | φ12.8cm×6.9cm・フタφ13.2cm×3cm |
収納サイズ | φ15.5cm×10cm |
容量(L) | 1,000ml |
容量(S) | 780ml |
重量 | 485g |

小さい方(S)は780mlで、大きい方(L)は1,000mlの容量。最大の特徴は大小2つのクッカーがシステマティックにスタッキングできること。つまりあれこれ悩む手間がなくなります。
アルミパーソナルクッカーセットの特徴
続いて、アルミパーソナルクッカーセットの特徴は?

アルマイト加工
アルミパーソナルクッカーはアルマイト加工済。酸化皮膜を作ることで、耐摩耗性が向上しています。
アルマイト加工とは?柔らかく傷のつきやすいアルミを電解液中で通電し、強制的に酸化させて強靭な酸化皮膜を作る技術
炊飯に最適
アルミは熱伝導率が236で鉄の3倍あるので炊飯に最適です。加えて浅型なので、熱を効率的に伝えます。小さい方で炊飯、大きい方ですき焼きなど鍋物の調理をすると快適です。
調理に向いている
浅型クッカーは断然調理向き。間口が広いので食材を入れやすくかき混ぜやすい。煮込み料理では食材の状態を把握しやすい。こびりついた汚れも洗いやすいとメリットが多いです。
アルミパーソナルクッカーセットのレビュー

アルミパーソナルクッカー様、買ってきました。在庫がなかったんで展示品。どうせ一度使えば真っ黒ですから・・

アルミパーソナルクッカーは大小2つのアルミクッカーがセットになっています。お店で見た時からきになっていて、小さい方のクッカー(Sサイズ)で炊飯をしてみたかったんです。

内側には目盛り(400ml /200ml/5OZ /10OZ/15OZ)があるので、炊飯にとても便利。1合なら10OZの目盛りに合わせればOK。

蓋はアルミ製のフライパンやお皿として使えます。こっちはお皿として使う方が多いかな?
深型のトレック900と比較してみる

スノーピークの深型クッカーであるトレック900とパーソナルクッカー(S)を比較するとこんな感じ。高さがないのですごく使いやすそうです。深型クッカーと比べてみると、如何に浅型クッカーが調理しやすく、洗いやすいか想像できるかと思います。
もちろん、深型はパッキングしやすいし登山家のようでロマンがありますが。一長一短。

トレック900のふたとパーソナルクッカー(S)のふたを比べてみます。パーソナルクッカーの方がひとまわり大きいです。これがフライパンやお皿として使った時の利便性に直結します。

トレック900は「縦型の持ち手」扱いやすいです。しかしながら、深さがあるため炊飯後などに手が届きずらく、洗いづらい。なのでバックパックでキャンプするとき限定になりそう。

このとおり、アルミパーソナルクッカーは浅型なので食材に均等に熱を伝えることができます。つまり炊飯向きなんですよね。

1合のお米を炊く場合、この10ozという目盛に合わせます。ソロの炊飯にはクッカー(S)が最適ですね。

30分間お米に水を吸わせたら焚き火に投入。12分くらいで炊けます。

最初は強火、2分ほどで沸騰してきたら、焚き火からずらして10分ほど極弱火にかけます。そして、炊き上がった頃(チリチリ・パチパチと音がする)に10秒強火にかけて余分な水分を飛ばして蒸らします。

火からおろしたらコットンの布などをかけ、15分ほど蒸らせば完成です。

完成です。カレーなどをこのままかけてしまえば一食完成。浅型クッカーは食器としても優秀で食べやすいですよ。

クッカー(L)は煮込み料理や炊飯、フライパンとしても大活躍しそうです。実際にキャンプで料理している様子もお見せしますよ。
アルミパーソナルクッカーでキャンプ飯を作る
アルミパーソナルクッカーでキャンプ飯を作っている様子もお伝えしたいと思います。50回以上は使い込んだと思いますが、かなり味がでてきて良い感じです。

こちらは(大)の蓋をフライパンにして、ベーコンエッグを作りました。(小)の蓋はパンのお皿として使用。蓋だけで朝食を作れるというこの無駄のない感じが、システマティックでいいんですよ。浅型クッカー最高!

これは冬のおでんキャンプの様子。アルミパーソナルクッカーで炊き込みご飯を炊いてみました。やはり(小)はソロキャンプでの炊飯に最適です。

こちらは(大)です。1,000mlの容量があるので、お一人様のおでんには丁度よい感じ。大きさがあるので煮込む系の調理に相性がよいです。視認性の良さが伝わりましたか?

こちらは海沿いバイクキャンプ2日目のお昼ごはん。たらこパスタを作った時です。茹で上がったパスタにソースを絡める時にはやはり浅型のクッカーが食べやすいです。

スノーピークのヤエンストーブナギを使用して、アルミパーソナルクッカーでご飯を炊いている様子。このあと雨が降ってきて大変でした。

土砂降りの雨の中、テント内でハンバーグを温めている様子。こんな時は吹きこぼれにくい1000mlのクッカーは便利です。安心感がある。
チタンパーソナルクッカーという選択もある
スノーピークからはチタン パーソナルクッカーセット(SCS-020T)という製品も販売されています。チタンは対比重でもっとも堅牢な材質です。
重量は330g。アルミパーソナルクッカー(485g)と比較すると32%軽量化できます。ただし、チタンは熱電動率が低いので焦付きやすいのです。
そのため、「炊飯はアルミにして、煮込み料理はチタン」にするなど異素材で組み合わせることで、新たな道具の楽しみ方が増えると思いますよ。
まとめ

以上、スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットのレビューでした。
クッカーというのはキャンパーにとっては欠かせないもの。いろいろな素材や形がありますが、登山ではなく通常キャンプなら浅型がおすすめです。
アルミパーソナルクッカーをキャンプで50回以上使い込んでみて、正直に感じたことを伝えます。
ウルトラライトじゃない、フッ素加工もない、でもキャンプにコイツを持ち出せばなんでもできる。アルミパーソナルクッカーはそんな存在です
購入を検討している方の参考になればうれしいです。
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