【レビュー】エバニュー(EVERNEW)の チタンカップ400FDの特徴・蓋・スタッキングについて




エバニュー(EVERNEW)の チタンカップ400FDのレビューです。

チタンカップ400FDはエバニューの「U.L 0.3 Series」に属します。どういうものかというと、板厚0.3mmというチタンの特殊薄板を使用した特殊クッカーで、重量50g。クッカーの耐久性と軽さの限界を追求したクッカーです。

例えば、こんな人におすすめです。

  • シエラカップは持ち手が邪魔だと感じる
  • ケトルは嵩張るから、代わりの湯沸かしが欲しい
  • マグにも湯沸かしにもなる万能なクッカーが欲しい

まさにドンズバなのが、400FDです。エバニューの最高傑作だと思いますよ。

チタンカップ400FDのスペック

400FDのスペックがこちら。サイズは公式に加えて、実測も記載しておきました。ハンドルを含む外径は10.4cmなので、それ以上の内径を持つクッカーに収まります。

メーカーエバニュー
商品名チタンカップ400 FD
サイズ径9.5×深さ5.8cm(公式)
外径約10.4cm×高さ5.9cm(実測)※ハンドル含む
内径(上部)約9.5cm×深さ5.8cm(実測)
内径(底)約9.0cm×深さ5.8cm(実測)
容量400ml
素材チタニウム(取手 シリコンチューブ)
質量50g
原産国日本

チタンカップ400FDのレビュー

400FDの特徴まとめ

まず、400FDの特徴をまとめるとこちらです。

  • 400mlのほどよい容量
  • 持ち手が折りたためる
  • 持ち手がロックできる
  • 持ち手がシリコンカバーされている
  • 重さはわずか 50g

ソロの湯沸かしに十分な容量と、便利な持ち手が魅力的な超軽量ギアです。ケトルのように嵩張らず、クッカーにスタッキングして気軽に持ち運べるのでとても重宝しますよ。

チタンカップ400FDを買いました。

ソロ用の「湯沸かし」が欲しかったんですよね。浅すぎず、深すぎない、相反する利点を兼ね備えた形状が魅力的です。まさに万能選手と言えるでしょう。

容量は最大400mlで、内側には150mlと250mlの目盛りがついてます。(旧モデルの場合:最新モデルでは150mlと230mlのメモリに変更された)

ちなみに、カップヌードルのリフィルもそのまま入りますよ!

ハンドルが固定される

このカップの凄いところは「ハンドル部分が固定される」ところ。

ハンドルを留めている部分に切り込みがあるのですが、このわずかな切り込みが使い勝手に大きな差を生みだします。

ほら、固定された。本体側に倒れることがないから熱源に直接接しにくいのです。つまり、「熱っ!!」みたいなことにならない。これは地味ですが、超絶素晴らしい特徴だと思います。

TOAKSのチタニウムリッドと組み合わせる

400FDにおすすめの蓋がTOAKS (トークス) チタニウムリッド LID-D95です。一緒に購入しました。これは「チタンカップ400FDにシンデレラフィットする」ということで有名な蓋ですよ。

「チタンカップ400FD」に装着したイメージがこちら。純正品かと思いました。内側にぴったりはまり込む感じです。外側ではなく「内側にフィット」するというのがこの蓋のキモなんです。外径が変わらないし、外見も非常に美しいですね。

「外側にフィット」の場合、外径が変わってしまい、スタッキングするのに支障が出る場合がありますからね。コンパクトなサイズのカップなので、ほぼ確実に何かのクッカーにスタッキングするでしょ?

だから、この蓋がすごくおすすめなんですよ。

TOAKS (トークス) チタニウムリッド LID-D95の凄いところは、ツマミが固定できる ということです。「ツマミを立てる」という無駄な動作にグッバイです。

ツマミを倒すときは手前に少しずらして、このように収納します。ふたに凹みがあるので直感的に操作できますね。

裏側はこんな感じです。

小皿になる

裏返すと中央が窪んでいるので、ちょっとした小皿にもなります。つまみやお茶受けのお皿にいいかも。ULキャンプを極めたい時に役に立ちますね。

400FDをシングルバーナーに乗せるとこんな感じ。OD缶のシングルバーナーは基本的に不安定になりがちなので、クッカーは浅型の方が安心なんですよね。これも400FDの優れた特徴です。

スノーピークのギガパワーストーブ地とのフィット感はこんな感じです。ちょうど良い感じでしょ?

スタッキング例①(ナルゲンボトル1L)

多くの人が使っているであろう、ナルゲンのボトル(1L)にスタッキングしてみました。底にぴたっとはまるので便利ですね。これはなかなかいい発見かも!

カップを持っていっても体積はほぼ変わらないのでいいですね。

スタッキング例②(OD缶110)

110のガス缶を収納してみるとこうなります。ぱっと見で無理ですね・・

こんなになりました。安定感全くなし。

裏返してみました。わずかに蓋が浮きますがいけますね。

安定している秘訣は、缶の凸にふたの凹みがぴったり合うから。トークスさんこれは狙いですか?狙って作ったでしょ?

横にずれることがないので凄くいい感じです。ゴムバンドなどで留めるともっといいかもしれませんね。

ULの湯沸かしセットが完成しました。嬉しい。

スタッキング例③(Ti 570FD Cup)

エバニューのTi 570FD Cupとのスタッキングがこちら。流石に問題なくスタッキング可能ですが、思ったよりは隙間が空く印象でした。高さはツライチ!完璧です。キャンプで使い込んでみましたが、400FDの性能をフルに引き出すにはこの570FDとのスタッキングはマストであると思います。400FDを持つならば、必須で揃えたいクッカーの1つですよ。

Ti 570FD Cup

スタッキング例④(400FDを核としたもの)

こちらは私がキャンプで愛用しているスタッキングです。ストーブ、湯沸かし、コーヒーカップ、炊飯、調理・フライパンというほぼ全ての機能があります。パスタ・ラーメンなどもできますよ。この中でもスタッキングの核となっているのが、400FDです。使用頻度で言ったら間違いなくナンバー1です。

商品名については、内側から順に記載しておきます。

  1. エバニューチタンアルコールストーブ
  2. エバニューアルコールストーブスタンド
  3. A&Fチタントレールマグ
  4. エバニュー400FD
  5. エバニュー570FD
  6. スノーピーク アルミパーソナルクッカー(小)

実際にキャンプで使用して感じること

極弱火でコトコト炊飯している様子

400FDをキャンプで使用してきて、感じたこともまとめておきます。結論から言うと不満な点はないです。もう・・最高!

400FDで湯沸かしをしています。1杯のコーヒーを淹れたいとか、ちょっとお茶でもしようか、なんて時にサッと湯沸かしをできるサイズ感が素敵です。

コーヒーを淹れるとき、お湯が注ぎやすいのも良いです。沸いたお湯を、絶妙な太さで注ぐことができます。これは使用してみないと分からないポイントだと思います。

400FDでのチタン炊飯(クッカーの底に極薄の銅板を敷いて炊飯しました)

チタンなのに、焦付きは一切なく、完璧な炊飯ができます。いつも0.5〜0.8合くらいを目安に炊飯しています。

炊飯がめんどくさい人はアルファ米がおすすめです。170mlのお湯を注いで15分待つだけで、美味しいご飯ができますよ。(ドライカレーめちゃくちゃ美味しいからおすすめ!)

チタン製なので、汚れもサッと落ちる(スポンジいらないくらい)し、水切れも素晴らしいです。とくに400FDは超軽量なので、どこにでもぶら下げておけるのが素晴らしいですね。

まとめ

エバニューのチタンカップ400FDのレビューでした。

400mlくらいの浅型カップって便利なんですよね。湯沸かしだけでなくマグや、取り皿としても便利です。いくら煤で汚しても小さいから洗いやすいし。

おまけに縦型のクッカーの底や、ウォーターボトルの底にスタッキングすることもできますし。ULソロキャンプや登山、ハイキングなどにはぴったりだと思いましたよ。

これ、ものすごくおすすめです!キャンパーなら1つは持っていたほうがよいと思います。

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