【レビュー】エバニューTi 570FD Cup|特徴・詳細なサイズ・スタッキングについて




こんにちは、@ソロニワです。

エバニューの軽量チタンカップ、Ti 570FD Cupのレビューになります。

以前から気になっていた商品だったのですが、「400FD持ってるしなぁ」と保留していたものです。ところが最近、ULにもりもりと情熱が湧いてきまして、「やっぱTi 570FD Cupめちゃくちゃ欲しい!」となってポチってしまいました。

エバニューTi 570FD Cupのスペック

スペックがこちらです。

メーカーエバニュー
商品名Ti 570FD Cup
サイズ径12×高さ6.1cm
容量570ml
素材チタニウム(取手 シリコンチューブ)
質量55g
原産国日本

特筆すべきは55gという超軽量。同社のもう一回り小さい400FDが50g、その差はわずか5gなんですよね。 1gあたりの容量は10.3ml。400FDが8mlなので、約1.3倍の高効率クッカーです。

エバニューTi 570FD Cupのレビュー

外観は限りなく美しい

まずは外観です。「いでよ570FD!」

ちょっと語っていいですか?

エバニューのCupで素敵だな、と思うのがこの形状です。

上方からスッと直角に落ちてきて、底面でわずかに曲線を描くこの形状。容量確保の面から見ても合理的であろうこの形。水平・垂直方向にほぼシンメトリーに配置された半固定式ハンドル。扱いやすく内容物が視認しやすい浅型の形状。

美しくないですか?

上から見た感じ。直径は12cm、内径は11cm。高さは6.1cmというサイズ感。

底面側。中央部にはうっすらと刻印があります。底面の直径は実測で11cmちょうどでした。スタッキングの参考になれば!

容量と目盛りには意味がある

Ti 570FD Cupの容量は570ml。ソロで使用するにはちょうど良い大きさです。カップヌードルとアルファ米とか、カップ麺と暖かい飲み物を一度に作れるサイズ。目盛りは160ml /330ml /450ml。また、海外の方のために8OZ(約240ml) /15OZ(約440ml)が設けられています。

アルファ米ってこんなやつです。ドライカレーが一番美味しいと思う!

「160mlとか、330mlってなんなの?中途半端じゃない?」と思いましたが、登山などでよく食されるアルファ米を食べるのに必要な容量として160ml、カップヌードルのリフィル用に330ml、湯沸かしの限界容量(吹きこぼれ防止)として450mlという設定になっているようです。

扱いやすい秀逸なハンドル

ハンドルは折りたたみ式。赤いシリコンチューブは最低限で、親指と人差し指で持ち、中指を添えたときに、3本の指を保護できる長さになっています。400FDの場合は全面にシリコンチューブが施されているので、少し違いがありますね。

ハンドルを立たせると、しっかりとロックされて多少のことでは折り畳まれません。直火に当たることも避けられるし、何よりハンドルを起こす手間が一度だけで済みます。本当に合理的なカップだな、と関心してしまいます。

もちろん、少し力を加えれば簡単に折り畳むことができますよ。この絶妙な精度がすごく良いと思うんですよね。本当に快適。

400FDとの大きさ比較

400FDとの比較です。ひとまわり大きいですが、重量差はわずか5gしかありません。比較用にスペックを記載しておきますね。

  • 400FD(径9.5×高さ5.8cm/重量50g/容量400ml)
  • 570FD(径12×高さ6.1cm/重量55g/容量550ml)

ちなみに、400FDはエバニューの誇る史上最強のクッカーマグです(個人の感想です)多分これを超えるマルチなクッカーは存在しないでしょう。それくらい素晴らしい商品ですよ。

エバニューTi 570FD Cupのスタッキング

続いてスタッキングについて。

まずは400FDとのスタッキング。当たり前ですが、美しくスタッキング可能です。横から見てもツライチ!完璧ですね。

 チタンmulTiDish (400FDの蓋になる)をのせてみた感じ。そういう製品なのかと思うほど美しいです。

ここに私が愛用しているA&Fのチタンマグをスタッキング。

なんかもう気持ちよくなってきました。

ここにアルストを入れて。いまのところオールチタンなスタッキング。

ここでスノーピークのアルミパーソナルクッカー(小)登場。

ぴったりすぎてスタッキングできているような、できていないような感じですが・・

きっちり蓋は閉まりました。

さらにアルミパーソナルクッカー(大)にスタッキングするとこんな感じ。

ソロどころかデュオキャンプでOKな感じのセットになりました。炊飯して、ちょっとなにか焼くとか汁物作るくらいなら余裕ですね。他にもスタッキングできるクッカーがあるので、参考までに記載しておきます。

エバニューTi 570FD Cupをスタッキングできるクッカー

最後に、Ti 570FD Cupをスタッキングできるクッカーについても記載しておきます。570mlのカップがクッカーの一番アウターに来ることはあまりないと思うんですよね。登山やトレッキング以外は、何かしらのクッカーに収納することが多いと思います。以下のクッカーであれば綺麗に収まります。

エバニュー(EVERNEW) チタンウルトラライトクッカー1
trangia(トランギア) ミニセット

個人的にはミニトラ(トランギアミニ)にスタッキングすれば、アルミ鍋とフッ素加工のミニフライパンがプラスされるので、ULソロクッカーには最強なんじゃないか?と考えます。

一合炊飯、焼き物はアルミのミニトラにまかせて、汁物と湯沸かし、マグはチタンにまかせれば隙がないよね、と。

以上、Ti 570FD Cupのレビューでした。ULキャンプに興味があるとか、少しでも気軽な気持ちでキャンプを楽しみたいという方にはとてもおすすめだと思います。

Ti 570FD Cupにぴったりとフィットする専用の蓋も販売されています。湯沸かしを高効率に行いたいときにはマストですね。

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