ロゴス(LOGOS)キャンドルランタンを購入したので、レビューをします。
なぜ今更ロゴス キャンドルランタンなのか?というと、他にはない魅力があるからです。それは気軽に持ち歩けるという携帯性です。
重量は80g。シンプルな構造。「漏れる」という心配が皆無なロウソクというクラッシックな燃料。そこにロマンを感じてしまったわけです。
それでは、紹介させていただきます。
Contents
ロゴス キャンドルランタン|スペック
ロゴス キャンドルランタンの詳細なスペックはこちら。
高さは9.5cmとキャンドルランタンの中でも最小サイズ。そして、重量が80gしかないというのが購入ポイントでした。
商品名 | LOGOS キャンドルランタン |
サイズ | 約直径5.5cm×高さ9.5cm |
総重量 | 約80g |
燃焼時間 | 約4時間 |
タブキャンドルの直径 | 約3.5cm |
付属品 | タブキャンドル1pcs |
ロゴス キャンドルランタン|レビュー
大きさ・外観
まずは、大きさ・外観について。
高さは実測で9.3cm(ハンドルを含めると、高さは16cm)。直径は5.5cmでとてもコンパクト。色はゴールドなのですでに味わい深くて良い感じ。
上から見た感じ。蓋の部分には8個の空気穴。
下から見た感じ。底の中心には1つ穴があります。「この穴、なくてもいいんじゃないの?」と思いきやとても重要でした。
万が一ロウがこぼれてキャンドルが張り付いてしまっても、この穴のおかげで取り出しやすくなっています。(すごく重要)
構造
つづいて構造について。
パーツは本体・ホヤ・上蓋の3つだけ。フォレストヒルキャンドルランタンや、UCOキャンドルランタンと比較すると「とても分解しやすい」構造ですね。
タブキャンドル(直径3.5cm)は1個付属しています。
材質と質感
最後に材質と質感です。
公式に記載はないのですが、本体・蓋の材質は「アルミ」です。そしてハンドル部分は熱電率の低い「ステンレス製」でした。
ゴールドは塗装ですが、色味的に汚れがそのまま味になって良いと思います。
本体にはこんな感じでホヤ(ガラス)が収まります。
キャンドルの収まり具合。本体とキャンドルには若干のクリアランス(3mm程)がありますが、酸素を取り入れるためですね。
底面の周囲には8つの空気孔があるのですが、キャンドルの炎が作り出す上昇気流により、底部から新鮮な空気が取り入れられる構造になっています。
使用方法
使用方法についても一応記載しておきます。
1.本体の上蓋を右に回し、引っかかりで止めて蓋を引き上げます。
2.本体内にキャンドルをセットし、火をつけます。
3.本体の突起部分に上蓋の溝がひっかかるように差し込み、上フタを左にまわして固定します。
火をつけてから時間がたつと、本体も蓋も熱くなるので火傷に注意してください。
明るさと燃焼時間
うん。いい雰囲気でますね。
明るさはキャンドル1個分なので、たいしたことないですが、テーブル上の雰囲気づくりにはすごく良いと思います。
キャンプでも用途としては、あくまでも「サブ」のテーブルランタンでしょう。あとは木の枝などに吊るした雰囲気作りなど。そういった用途には最適だと思います。
燃焼時間はタブキャンドル1個で「約4時間」。これだけコンパクトなので、十分でしょう。
メリット
ロゴス キャンドルランタンを購入して感じたメリットがこちらです。
- とにかく小さい
- とにかく軽い
- 構造がシンプル
- コスパが良い
もっと明るいキャンドルランタンはありますし、もっといい材質(真鍮)を使っているキャンドルランタン もありますが、軽さとコンパクトさこそがロゴス キャンドルランタンの魅力だと思います。
「これ以上は削れないよね。」という潔くシンプルな構造も特筆すべき点です。
燃料もキャンドルだし、なんかついついキャンプに持って行きたくなる感じです。
ロゴス キャンドルランタンは、純正のタブキャンドルはもちろん、100均のティーライトキャンドルがそのまま使用できます。(ただし明るさは純正には及びませんので注意が必要。)
上の画像は、純正のタブキャンドルと、ダイソーのキャンドルとの明るさ比較。
タブキャンドルが2cm強の炎高に対して、ダイソーのものは2cm弱といったところです。ダイソーのキャンドルを使った場合、明るさは7割くらいに落ちると思っておいた方が良さそうです。
デメリット
逆にデメリットとしてはこちら。
- 動かすとロウがこぼれやすい
- 本体が熱くなる
これはキャンドルランタンの宿命ですが、ロウが溶けた状態で動かすと、ロウがこぼれます。動かすときは、火を消してからしばらくおいて(ロウが十分固まってから)にしたほうがいいですね。
そして、ランタン本体(底も!)が熱くなる構造なので、「お気に入りのテーブルに直置き」するときは気をつけたほうがいいかもです。(スノーピークの高価な竹テーブルとか、跡が残るといやですよね?)
ロウのお掃除方法
私は全然気にしないんですが、ロウが溢れてしまったときのメンテナンス方法も一応。
こんな風にロウが漏れてしまった場合は、紙コップなどにお湯を入れて、さっと浸けてロウを溶かし、すぐに拭き取ればピカピカになります。
外ならケトルのお湯かけるだけですね。
「それでもロウの掃除がやだよ!」という方は、ぜひ後述する「オイル化」を試してみてください。
ロゴス キャンドルランタン|オイル化
さて、ロゴス キャンドルランタンの「オイル化」の方法についても紹介します。
改造というほど大げさなものではないのですが、メンテナンスが楽になるのでおすすめです。
用意するもの
オイル化に必要なのはルナックスのミニオイルランプ「MGT-4」というモデルと、ランプオイルです。
- ルナックスミニ MGT-4
- ランプオイル
MGT-4はひとつ持っていると本当に便利。キャンドルより明るいし、匂いやススがでないし、ランタンがロウで汚れることもないです。
MGT-4単体をビンなどに入れても十分楽しめますよ。
MGT-4にオイルランプを入れます。このとき、芯は1〜2mm程出しておきます。
ロゴス キャンドルランタンにセットします。純正のタブキャンドルよりもわずかに大きいのですが、ぴったりとフィットします。
おお、明るい!でも少し炎が高すぎるかな?これは要調整。
こちらが今回使用したオイル(キャンライト)です。レインボーオイルと同等で、匂いやススがないのでとても使いやすい。また、付属のノズルがとても秀逸で、オイルが注ぎやすくていいです。
オイル化したときの明るさ
ロゴス キャンドルランタンの「オイル化」VS「純正キャンドル」との明るさを比較してみました。明るさは「オイル化」>「純正キャンドル」ですね。
ただし、上の写真は若干芯の出し過ぎだと思うので、熱暴走を防ぐために、もう少し炎高は抑えめにしたほうがよいと思います。
- オイル化の炎高(約3cm)
- 純正キャンドルの炎高(約2cm)
こちらが純正のタブキャンドルを使用した場合の明るさ。
こちらが、オイル化した場合の明るさです。ランタンの周囲がパッと明るくなる感じです。キャンドルに比べて高さがでるので、明かりの広がり方は少し変わりますね。
オイル化で注意したいこと
とても便利なオイル化ですが、注意したいことが一つだけあります。
オイル化した場合は、熱暴走に十分注意してください。キャンドルの場合にも起こり得るのですが、ランタン内の温度が高くなり過ぎて、燃料が一気に燃え上がるような現象です。
野外での使用であればあまりないと思いますが、夏の風のない夜などはもしかしたら起こり得るかもしれません。
「炎が大きくなってきたな?」と感じたら、迷わず消灯することをおすすめします。そのため、オイル芯は1mm程度で使用した方が良いかもしれません。
まとめ
以上、ロゴス キャンドルランタンのレビューでした。
初めは素材もアルミみたいだし、「買おうかなー」「買わないかなー」と悩んでいたんですが、正直、買ってよかったと思います。
圧倒的なコンパクトさと、ブラス(真鍮)にはない軽さは、やはり「ソロキャンプ 」「ミニマムキャンプ」には最高だと思いました。このキャンドルを買った理由が「究極のモバイル力」ですから、概ね満足です。
1,000円程度で気軽に購入できるし、キャンドルランタンの雰囲気を気軽に楽しみたい方には凄くおすすめですよ。
純正の交換用キャンドルについて
ロゴスから販売されている「アロマキャンドル」が使用できます。シトロネラという植物の香りで、「虫除けになる」というのが特徴です。暖かい時期には重宝しそうですね。