こんにちわ、@ソロニワです。
今回はトランクカーゴ50Lをスーパーカブに取り付けて、ソロキャンプをしてきました。積載方法と、実際にキャンプをしてみて感じたことなどをまとめています。
- 「スーパーカブにトランクカーゴを積載したい」
- 「ミニマムなソロキャンプをしてみたい」
- 「ソロキャンプのやり方を知りたい」
そんな人のお役に立てればうれしいです。
Contents
トランクカーゴをスーパーカブに積載したい
さて、トランクカーゴをスーパーカブに積載したい理由についてですが、こんな感じです。
- ザックは重く運転が疲れる
- ザックは雨に弱い
- ザックは座れない
バイクでキャンプに行く時、大排気量であればいろいろなバックが取り付けられると思うのですが、小排気量のスーパーカブでは積載が限られます。かといってザックを背負うと肩が重く、運転が大変だし、雨に弱い。そして座ることもできません。
であれば、やはりキャリアになんとか積載したいと思うわけです。
トランクカーゴの積載方法
こちら、キャンパーに大人気のトランクカーゴ。
私は50Lの容量が一番気に入っています。一泊分の荷物を入れるのにちょうど良いんですよね。雨にも強いし。椅子にも踏み台にもなるし。ハンドルは持ちやすいし。
「じゃあ、トランクカーゴをバイクに取り付けちゃえばいいんじゃない?」「これに全ての荷物を入れてキャンプしたら、システマティックでカッコ良くない?」と、今回は思い切って穴を開けてバイク(スーパーカブ)に積載してみました。
まずはこちらが積載するキャリアです。東京堂というショップのステンレス製キャリアなんですが、純正に比べて面積が狭い。
いろいろ情報を検索してみると、みなさんこういった金具を取り付けて、ロープで固定しているみたいですね。ただ、これだと見た目が美しくない。だから「えっどうやって固定しているの?」という積載をしたいと思いました。
実際にトランクカーゴをのせてみると、後方への力を抑制する固定が必要なようです。
そして上方に浮き上がる力を抑制できればしっかりと固定できそうです。つまりこのように固定できれば後方へずれる力と、上方へ浮き上がる力に対抗できそうです。今回使用するのはリピートタイというものです。繰り返し使えるタイラップですね。
家の日除けを固定したり、ケーブルをまとめたり、これ超便利です。
はい、ドリルでリピートタイがギリギリ通せる穴をあけ、バイクのキャリアに4箇所固定してみました。軽い荷物であればこれだけで十分な強度がありそうです。(わりと丈夫に固定できたと思いますが、落下の危険性はあると思うので、キャンプ道具を詰め込む場合は、ゴムバンドやロープで2重に固定することを推奨します。)
取り付け完了。外側から強引に固定するよりも、スマートで良い感じです。ぱっと見ではどうやって固定しているのかわからない感じ。
荷物はトランクカーゴに全部入れてもよいし、こんな感じで軽量なマットレスだけ外に出して、背もたれクッション的なアレンジをしてもよいと思いました。
トランクカーゴに荷物を入れてみた感じ
キャンプの荷物をパッキングするとこのような感じになりました。右下はクーラーバックをいれるスペースにしようと思います。インスタントとかコンビニ飯を活用すれば、全ての荷物がひとつの箱にまとまりそうです。
トランクカーゴ1個だけでキャンプしてみる
さっそく1箱積んで、キャンプ地へ向かいます。荷物がひとつの箱にまとまっているって、すごく気持ち良いですね!トランクカーゴ最高!
途中で蓋が開きそうだな、と思ったのでガイラインで固定してみたり、いろいろ試しながらキャンプ場へと向かいました。
キャンプ地へ到着。リピートタイの固定を緩めて、荷物を取り外します。少し心配でしたが、結局一度も緩むことなく到着できました。(ただし、リピートタイの予備は何個か持っていた方が良いと思います)
トランクカーゴに収納してきた荷物がこちらです。
テント・タープ焚火台・クッカー・ランタン・食材・防寒用のダウンなど。これに設営済みのテントを+して、重量は12kgくらいでした。
今日は別に試してみたいことがありまして。
寝袋なしで、代わりにスリーギースというブランドの軽量ダウンケットを持ってきました。ダウン90%で、とても薄いのですが、家で試してみたら結構暖かかったので。テント内で秋の季節までなら使えそうだと思い持ってきました。
もし寒かったら、ダウンジャケットを着て寝ます。
クッカーはスノーピークのアルミパーソナルクッカーと、ベルモントのチタントレールカップ280です。どちらもとてもお気に入り。珍しくシエラカップは持ってきませんでした。
ランタンポールになりそうな枝をゲット。あたりをふらふら散歩していたら、あっという間に陽がくれてきたので、そろそろ準備しなきゃです。
今日は軽量化のためチェアを持ってきていないので、地べたスタイルキャンプです。ていうか、最近は地べたスタイルばっかりやっています(笑)
着火!
ソロストーブ あいかわらず楽しいなぁ。小枝を燃やす感じが、雰囲気があって好きです。燃え尽きるのは速いから若干忙しいけど。ほどよい無骨さがあって好き。
本日のランタンポール。さきほど拾ってきた枝に、ペグダウンしたガイラインをひっかけているだけです。枝って、地面に刺そうとするとわりと大変なので、このスタイルは楽です。
食材はこんな感じ。クーラーバッグの容量は2L程度なので最小限にしました。ハンバーグ、つけあわせのサラダ類、卵、ベーコン、ビールくらいは入りますね。
さて、ご飯を炊き始めたころに事件が・・
トランクカーゴは雨の時にも役にたった
・・・・なんと、突然の雨でびっしょびしょです(笑)
ご飯炊き始めたばかりなのに、タープ張る余裕もなく緊急避難。濡れて困るものは唯一の入れ物であるトランクカーゴに放り込んでおきました。やはり、雨の時にも役に立ちますね。
おまけに、慌てて避難したのでテント内に水をこぼしました。なんか悪いことしましたっけ?トランクカーゴでキャンプしたかっただけなんですけど・・・w
仕方がないので、テント内で調理することにします。ハンバーグは温めるだけだし、ご飯は炊くだけだし。今日は手抜きな感じで本当によかった。
※一酸化中毒の恐れがあるため、真似はしないでくださいね。私は、換気をしっかりした上で行っています。
さくっと出来上がりました。アルミパーソナルクッカー優秀!お皿がわりにも最高。
ご飯もしっかり炊けてるし。雨の音を聞きながらのメシも良いものですね。外で焚き火をするのももちろん楽しいけれど、悪天候でテントに引き籠るのもまた良い経験です。
1時間ほどで雨があがりました。こんな時、「テントってほんとにありがたいなぁ、優秀だなぁ」とか思うわけです。高性能な布切れ万歳!!
気をとりなおして、焚き火しましょう!雨で濡れた枝を削って乾いた部分を出して。
ピコグリル398でゆっくりと焚き火を楽しみました。いろいろ偽物がでていますが、本家は線の細さがかっこいいと思います。やっぱ、スタイリッシュさが違うんだよなぁ。
安定の地べたスタイル。
雨上がりってすごくホッとしますね。「山あり谷あり」なんて言葉がありますが、やっぱある程度の落差があったほうが、当たり前のことのありがたさを感じれてよいです。
あと、どうでもいいことですが、漫画バキに登場する範馬勇次郎の「力みなくして解放のカタルシスはありえねぇ」という言葉が心に浮かびました。やっぱ範馬勇次郎すごい。
そろそろ寝ます。で、試してみたかったスリーギースのダウンケットはどうなのか?
室温20度前後・湿度80%くらいだと全く寒さを感じませんでした。湿度が高かったというのもポイントかもしれませんが。
寝袋と違って自由度が高いのが快適でしたね。ダウン比率が高い(90%)からとてもコンパクトになるし便利です。
朝ごはんもダウンケットにくるまりながら作ります。寝袋と違って、足をガバッと広げて使えるのがとても良いです。
とりあえずコーヒー淹れて。
ベーコンエッグとパンで簡単に朝食を済ませます。
朝食後はトートラインヒッチを作って。
ガイラインを木に引っ掛けて。
ダウンケットを干してから撤収です。
一泊分の荷物がきっちりと入りました。
トランクカーゴキャンプ、かなり良かったです。またやろうと思いました。
帰り道。夕方の海の雰囲気がとても素敵でうっとり・・
山もいいけど、やっぱり海も良いなぁとか思いながら、トランクカーゴを積んで一緒に走るのでした。今回のようにソロキャンプもできるし、買い物にも便利だし、バイクの活用度が格段に上がったなぁ、という印象です。トランクカーゴに感謝!
今回はリピートタイで固定してみましたが、あくまでも実験です。実際にトランクカーゴをバイクに固定するときには、下記のようなスーツケースベルトなどで2重に固定することをおすすめします。
安全第一で!アウトドアを楽しんでくださいね。
トランクカーゴは蓋の形状に注意
今回使用したトランクカーゴ50はこちらのモデルです。蓋の部分に丸みがあるタイプ。もともとブランド名は、JKM(ジャック&マリー)だったのですが、途中からゴードンミラー(GORDON MILLER)に変更されたようです。
でも、今買うならこちらの方が良いと思います。蓋の部分が平たく、テーブル代わりに使い易い感じですね。友人がテーブルとして使っていて、こちらの方がよいと思いました。