キャンプサイトで一際目を惹くスノーピークのテント達。
スノーピークのテントは、妥協を許さないモノづくりの姿勢をベースに、徹底したフィールドテストから生み出されています。
なぜなら、「テントは1日遊んで疲れた身体を休息させる快適なベッドルームでなければならない」とスノーピークは考えているから。
実際に使用していると、雨の日にも全く不安を感じなかったり、ポールの色分けで設営がし易かったり、インナーのジッパーが締め易かったり、数えればキリがありませんが、細部にも品質の良さを感じることがあります。
スノーピークのテントの特徴
スノーピークのテントは、各パーツに必要なスペックを徹底的に検証し生地の種類や厚さなどを決定しています。
その裏にあるのは、「これはスノーピーク製品としてふさわしいか?」というブランドの誇り。だからどのテントやシェルターも魅力的に感じるんですね。
高価なイメージのあるスノーピークですが、エントリーモデルはなんと2万円台から購入が可能です。しかも品質はスノーピーククオリティ。(本来は4〜5万円の価格帯になるテントをエントリーモデルとて安く提供しているそうです。)
初心者から上級者まで、どんなキャンパーにも満足いただけることでしょう。
スノーピークのドーム型テント
エントリーモデル|アメニティドームM(5人用)
「初めてのキャンプでこそ最高の体験をして欲しい」と考えるスノーピークのエントリーモデルがアメニティドームです。
設営の際にユーザーが迷わないように色分けされたフレーム、出入りし易いサイドパネル。随所に工夫を感じる快適なテントです。
サイズ展開
サイズ展開は、S・M・L の3種類。最もスタンダードなMの寝室サイズは270×270×150(h)cm(室内)となり、最大で大人2人+子供3人の5人が就寝することができます。
インナーサイズと就寝可能人数
アメニティドーム S:220×150×120(h)cm(室内)(大人2人+子供1人)
アメニティドームM:270×270×150(h)cm(室内)(大人2人+子供3人)
アメニティドーム L:300×300×165(h)cm(室内)(大人4人+子供2人)
エントリーモデル|エントリーパック TT(人用)
エントリーパックTTもアメニティドームと同じエントリーモデル。
2018年4月に発売され、即完売になったほどの人気ぶりです。
テントの「ヴォールト」とヘキサタープがセットになったパッケージ商品で、セットになっているテント「ヴォールト」はスノーピークで初のカマボコ型テントとして注目されています。
これだけで家族4人で使える寝室とリビングが完成してしまうので入門には最適。
インナーを自立させてからフライシートを被せるアメニティドームと違い、「アウターフレーム構造」なので、先にフライを設営してから、インナーをぶら下げる形になります。そのため、フライシートのみでもシェルターのように使うことができるのが特徴です。
インナーサイズと就寝可能人数
エントリーパック TT:285×220×150(h)cm(室内)(大人2人+子供2人)
テントのみの販売はこちら
ヴォールト:285×220×150(h)cm(室内)(大人2人+子供2人)
スタンダードモデル|ランドブリーズ(4人用)
スノーピークの代表的なスタンダードモデルがランドブリーズです。
色はグレー(グレー幕と呼ばれる)で高級感のある仕上がりになっています。
特徴は、三ツ又フレーム+魚座型の新フレーム構造で、居住性と使い勝手を両立していること。大型の後室パネル(風通しを良くする)とマッドスカート(春先や秋口の冷え込みを軽減)を備え、室温の管理をしやすくしています。
キャンプに慣れると高機能なテントが気になってくるもの。そうなると、必然的にこちらのスタンダードモデルが候補になると思います。
サイズについて
最もスタンダードな4人用の寝室サイズは260×220cmとなり、最大で大人2人+子供2人の4人が就寝することができます。荷物などをおいて広めに使用するには3人以下の使用がおすすめです。
インナーサイズと就寝可能人数
ランドブリーズ2:260×120〜165(変形)×127(h)cm(室内)(大人2人)
ランドブリーズ4:260×220×132(h)cm(室内)(大人2人+子供2人)
ランドブリーズ6:300×300×162(h)cm(室内)(大人4人+子供2人)
Proモデル|ドックドーム(6人用)
スノーピークテントの最高峰がProモデルです。
もちろん素材・スペックともに最高峰。経験豊かな玄人キャンパーの期待にもしっかりと答えてくれます。
ドックドームは、アウトフレーム構造の斬新なデザインが特徴的。フライシート上部には4つのクリアパネルがあり、採光窓として室内を明るく照らします。
フルメッシュにした時の開放感は他の追随を許しません。下の室内画像のように超快適なリビングとしても仕様できます。
その圧倒的な明るさと開放感が十分伝わると思います。ランドブリーズ4との連結も楽しめますよ。
インナーサイズと就寝可能人数
ドックドームPro.6:300×300×155(h)cm(室内)(大人4人+子供2人)
スノーピーク(snow peak) テント ドックドームPro.6 SD-506 [6人用]
こちらはドックドームのアイボリーモデル。キャンプサイトでは一際目をひく存在です。爽やかなカラーはグラマラスなキャンプを演出してくれますね。
スノーピーク(snow peak) ドックドーム Pro.6 アイボリー [6人用] SD-507IV
スノーピークのシェルター&2ルーム
つづいて、シェルターと2ルームの紹介です。
ファミリーキャンパーが快適なキャンプを楽しむならこちらでしょう。
広大な居住空間(寝室とリビング)は、タープを張らなくても快適なキャンプが可能です。特に圧倒的なリビングの開放感は、ドーム型テントでは実現できません。
こちらもエントリーモデル、スタンダードモデル、Proモデル、と3つのモデルが用意されています。
エントリーモデル|トルテュライト(4人用)
まずはエントリーモデルであるトルテュライト。
寝室とリビングの機能が全て備わっているため、これだけで、快適なキャンプが実現します。インナールームは取り外しが可能。リビングだけで広く使用することもできます。
インナーサイズと就寝可能人数
トルテュライト:300×220×160(h)cm(室内)(大人2人+子供2人)
スノーピーク(snow peak) テント タープ トルテュ ライト TP-750 [4人用]
スタンダードモデル|リビングシェル(4人用)
スノーピークの全てのシェルターの基礎となっているのが「リビングシェル 」です。特徴は「設営が非常に簡単」ということ。(本当に簡単です)
スノーピークの色々なテントとドッキングすることもでき、リビングとテントを自由に行き来することができます。
テントとして利用するには専用の「インナールーム」が必要ですが、アメニティドームのS・Mのインナーをカンガルースタイルで中に張ることもできますよ。
インナーサイズと就寝可能人数
リビングシェル インナー:290cm×230cm(室内)(大人2人 子供2人)
スノーピーク(snow peak) テント リビングシェル [4人用]
スタンダードモデル|タシーク(2人用)
タシークは、小型の2ルームシェルター。
カップルやご夫婦など2人で使用するのにちょうど良いサイズです。オプションのエクステンションを連結することで、大型のファミリータイプにも変更可能。
非常に魅力的な2ルームテントですが、2018年にカタログ落ちしてしまったので、おそらく在庫限りになると思われます。
在庫のあるうちがチャンスですね。
インナーサイズと就寝可能人数
タシーク:270×145×160(h)cm(室内)(大人2人)
スノーピーク(snow peak) テント タシーク TP-640 [3人用]
Proモデル|トルテュPro.
先にご紹介したトルュライトの、「Proモデル」になります。
違いとしては生地がよりハイスペックなものとなり、シールド加工が施されているという点。その他は同一となります。
リビングシェルと比較すると、リビングに広大なスペースをとれることが特徴でしょう。
インナーサイズと就寝可能人数
トルテュPro.:300×220×160(h)cm(室内)(大人2人+子供2人)
スノーピーク(snow peak) テント トルテュPro. TP-770R [4人用]
Proモデル|リビングシェルロング Pro.
スノーピークのシェルター群の元祖、「リビングシェル」のロングモデルです。
「リビングシェル」を延長した形なので、驚異的な設営のしやさはそのまま。さらに、「インナーを取り付けても十分なリビングを確保できる」というのが魅力です。そのため、4人家族であれば、こちらの方がよいと思います。
Pro.生地は、耐久性に優れ、遮光性もアップしています。
また、張り姿の美しさは、スノーピークのシェルターでNo.1だと思います。こちらもテントとして利用するには専用のインナールームが必要です。
インナーサイズと就寝可能人数
リビングシェル ロング Pro. インナー:365×255×215×180(h)cm(大人2人+子供3人)
スノーピーク(snow peak) テント リビングシェル ロング Pro TP-660 [6人用]
スノーピーク(snow peak) リビングシェルロング Pro. アイボリー TP-660IV
スタンダードモデル|ランドロック(6人用)
ランドロックは、スノーピーク最大の2ルームシェルターです。
車の車庫に使っている人がいるんだとか?
大型でありながら、完成されたフレームワークにより高い剛性を誇るスノーピークの名作です。
インナーテントの高さは何と190cm!成人男性が立って行動できます。アウトドアフィールドに究極のリビング&ベッドルームを提供してくれる「ランドロック」は、ファミリー層を中心に絶大な人気を誇ります。
大きさの割にはお求めやすい価格になります。
インナーサイズと就寝可能人数
ランドロック:370×240×190(h)cm(室内)(大人2人+子供4人)
スノーピーク(snow peak) テント /R ランドロック TP-671 [6人用]
2017年 ランドロックがリニューアルしました
- インナーテントのドア部分が開放感のある中央開きに変更。
- インナーテント内からベンチレーションの開閉が可能となる。
- インナーテントにコードの引き込み口が2つ新設。
- インナーテントを固定するためのセーフティベルトが廃止されフライシートに直接固定するセーフティリングが新設、側面からの強風に対する安定性が増しました。
スノーピークの登山用テントはこれがおすすめ!
ファル Pro.air3
スノーピークには登山用の軽量テントもラインナップされています。
Pro.airという軽量かつ耐久性の高いリップストップ生地を使用し、フライとインナーを連結して収納できるため、一瞬で設営することが可能です。
サイズはファル2・3・4とスリーサイズ。
ただし、使い勝手のよいサイズは間違いなく「ファル3」です。スノーピークのスタッフが最も使用しているサイズであることからも、その実用性が伺えます。
スノーピーク(snow peak) ファル Pro.air 3 [3人用]
インナーテントのサイズが絶妙で幅が150cm。アメニティドームSと同サイズです。「本当に一人でちょうど良い」サイズなのが「ファル3」だと思います。
インナーサイズと就寝可能人数
- インナーサイズ:210×110×103(h)cm(大人3人)
まとめ
以上、スノーピークのテントの紹介でした。
もう一度スノーピークのテントに対する考えかたをまとめるとこちらです。
「テントは1日遊んで疲れた身体を休息させる快適なベッドルームでなければならない」
こんな考えかたが根底にあるからスノーピークのテントはどれも快適なんですよね。徹底されたものづくりの姿勢には本当にあたまが下がります。
スノーピークのテント、いいですよ。
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