DDタープとは
イギリスのDD Hammocks社(日本ではDD HAMMOCKS JAPAN)が販売しているタープです。形は正方形を基本としていて、ループ数が多いので、いろいろな楽しみ方ができるタープ です。
無骨な雰囲気を楽しみたいソロキャンパーなどには、最適なタープ だといえるでしょう。
DDタープのレビュー
DDTarp3×3を買いました。最もスタンダードな正方形タイプです。
付属しているのは自在付きのガイライン4本と、先が尖っていないペグです。
質感は表がマットで、裏側はコーティングがされています。そのため、かなり濃い日陰を作り出すことができます。耐水圧は3,000mmあります。
ループは19箇所あります。(周囲16箇所・中央3箇所)これがDDタープの最大の特徴ですね。
裏側はこのように補強されています。
タープ 中央部分に3箇所あるループはこんな感じ。
裏側はこのように縫い付けられています。
DDタープの張り方(基本)
早速木の間に張っていきましょう。
ロープをちょうど中心の5箇所にとおして、木々に渡します。
4箇所ペグダウンして。
完成です。想像以上に「濃い日陰」ができますね。これはヒルバーグのXP(エクスペディション)など比較にならないです。
DDタープの張り方(ダイヤモンド張り)
続いて違う張り方も紹介します。
「ダイヤモンド張り」と呼ばれるもので、とても簡単かつ、スピーディーにシェルターを作り出すことができます。後方からの日差しや風をシャットダウンし、左右の視線も遮るので、プライベート感が高いです。
このように斜めに設置します。下側が後方になります。(赤丸がペグダウンする箇所です)
後方の頂点を折り込み、頂点から1つ目のループ(2箇所)ペグダウンします。
反対側の頂点(前方)にロープをとおします。長さを調節できるように自在付きだと便利です。ここではトートラインヒッチ(自在結び)をしています。
ループにポールをひっかけて立ち上げます。
前方のロープをペグダウンし、張り具合を調整します。
立ち上がった状態です。
左右の頂点をペグダウンしたら完成です。
無骨でカッコいいですね。野営などではポールのかわりに枝をつかって設営すればOKですね。
サイドビューもすごく素敵。
バックビューはこちら。どこから見てもイケてますね。
DDタープの種類と大きさ
DDタープには本当に豊富なサイズとカラーがあります。とても軽量なスーパーライトや、長方形の「DD Tarp M」など、色々ありすぎて迷ってしまいますが、やはり基本形ともいえる正方形の3×3や4×4が使いやすいと思います。
モデル別の特筆すべき点はこちら。
- 3.5×3.5はグリーンと迷彩のみ。
- PROモデルは中央部分のループ数が3→5に増える。
- 「SuperLight Tarp S」は脅威の260g
- 「SuperLight Tarp」の大きさは3×2.9m(正方形ではない)
モデル | 大きさ | 重量 | カラー |
DD Tarp 3×3 | 3m × 3m | 790g | オリーブグリーン コヨーテブラウン ジェットブラック マルーンレッド オレンジ マルチカム |
DD Tarp 3×3 PRO | 3m × 3m | 875g | オリーブグリーン マルチカム |
DD Tarp 3.5 x 3.5 | 3.5m×3.5m | 1,050g | オリーブグリーン マルチカム |
DD Tarp 4×4 | 4m × 4m | 1290g | オリーブグリーン コヨーテブラウン マルチカム |
DD Tarp 5×5 | 5m×5m | 1,900g | オリーブグリーン マルチカム |
DD SuperLight Tarp S | 2.8m × 1.5m | 260g | オリーブグリーン |
DD SuperLight Tarp | 3m × 2.9m | 460g | オリーブグリーン イエロー コヨーテブラウン オレンジ |
DD Tarp M | 3.5m × 2.4m | 810g | オリーブグリーン コヨーテブラウン |
DD Tarp XL | 4.5m × 3m | 1020g | オリーブグリーン コヨーテブラウン マルチカム |
まとめ
DDタープ3×3 のレビューでした。
タープの実用性を重視して作ったらこうなるんでしょうね。
とにかくループが多いから張り方が楽しめるし、安心できるというのが率直な感想です。あとは想像以上に日差しを遮ってくれるので、夏には最高だな、と思いました。(本当に凄いと思う)
DDタープ、おすすめですよ。