ウッドデッキの塗装の仕方
先日はウッドデッキの塗装をしました。我が家のデッキは耐久性が高く、加工のしやすいソフトウッド、ウエスタンレッドシダーで作りました。ウッドデッキの素材としては優れているので、非常にメジャーな木の種類です。
ですがいくら耐久性があるといっても未塗装では紫外線や湿気の影響をモロにうけてしまうので、長年ベストなコンディションを維持していくのは難しいです。私は基本的に毎年一度は塗装をしています。もう6年になりますがまあまあ維持できているのかな?という感じですね。
今回塗装となったのは、数日前に嫁様が「ケルヒャーでデッキのコケを取るよ」と塗膜まで豪快にはがしてくれました為です(笑)
ケルヒャーは本当に素晴らしい高圧洗浄機で洗車やガレージの清掃などに大活躍していますが、ナイーブな素材に使うには少し注意が必要ですね(笑)パワーがありすぎて、塗膜をふき飛ばしてしまいます。ですが実はデッキの再塗装の際はあえて吹き飛ばしてしまうのが良いのですよ。これについては後述します。
用意する道具について
塗装の為に使用するのはこちら。簡単ですよ。
・塗料
・ハケ
・バケツ
(使い捨てのプラスチック容器がセットできるものが使いやすいです)
ハケについては70mm程度の大きさがあると塗りやすいです。ネットで200円程度で購入できますので、洗うことはせず使用後は完全に使い捨てにしています。
バケツもプラスチックの安価なインナーを使うようにすると塗装後そのまま捨てることができ、次回塗装の際に前回の塗料が混ざってしまうことも防げるので、非常に便利です。バケツ本体はこのスチールプレス缶が使い勝手が最高です。超お気に入り(笑)
金属製なので耐久性は抜群ですし、塗装はもちろんのこと、炭をけすのに使ったり、時には炭火の簡易コンロとして野菜スープを作ったりしたりしています。数百円で本当に色々な用途に使えるので一個もっていると良いですよ。
道具とは本来こうあるべきです。
デニムのような色落ち・おすすめの塗料について
ペンキのようなものからオイルタイプまで色々あるのですが、ペンキのように木を強制的にコートするものは経年でぽろぽろ剥がれてしまうので、おすすめしません。
私が使用しているのはリーベのウッドステインプロというもの。こちらの塗料は木目をつぶさず木に浸透するタイプです。ペンキのように表面を完全にコートしてしまうものは木の呼吸をさまたげ、経年劣化でボロボロと剥がれてしまいますが、この塗料は汚くはがれるようなことはありません。
デニムのように自然に色落ちしていくので美しいんですよね。色はウォールナットだと木の色がそのまま濃くなる感じで凄く気に入っています。
この塗料はマニアックな設計士の方に教えてもらったんですよね。このタイプの塗料で有名なのはドイツの「キシラデコール」というものがあります。。良い塗料なんでしょうが、こまめに塗るにはちょっと高価なんですよね。
こちらは比較的安価で気兼ねなく使えるので、新築の頃から愛用しています。
Liebe【リーベ】 塗料 防虫 防腐 防カビ 4L ウォールナット 『ウッドステインプロ』塗り方について
ウッドデッキにもよりますが、床面は家から遠いところから塗っていき、徐々に部屋側に向けて塗っていくと、塗面を荒らすこともなく良いと思います。部屋まで行きつけば、その時点で塗装終了ということですね。
塗る頻度について
半年に一回全てを塗れるのであればそれがベストかと思いますが、このペースを維持するのは少し厳しいかもしれませんね。デッキ材(特に床板)の塗料色が薄くなったころが塗装の時期です。一部塗料が無くなり日焼けしてからの再塗装では日焼けした場所と日焼けしていない場所の色の相違が発生してしまうので、できるだけ早めに気づくのがミソです。
私もちゃんと守れていないので若干ムラがありますが・・(笑)床面や手摺は痛みやすいので半年に一度程度、長くとも1年に一度は塗りたいところです。フェンスなどは1年~2年に一度でも大丈夫かな?もちろんこまめに塗れるのであればこまめに半年に1回程度塗った方が良いです。
もう一つのポイントは塗面を整えることです。塗装する際には軽くやすりがけをしてケルヒャーを使って汚れなどを吹き飛ばします。これにより塗料のノリが抜群によくなり、滑るようにハケが進みます。少し手間はかかりますが、仕上がりが雲泥の差なので絶対にオススメします。
床面にナイロン研磨シート(水をかけながら作業できるので超便利です!)でやすりがけをし、ケルヒャーで表面の汚れや塗装を吹き飛ばしてから塗装しました。一度塗りでこの状態です。2度塗りが楽しみ♪
安くとも数十万円はするウッドデッキです。無塗装か塗装するかによって寿命は大幅に変わってきます。大事にメンテナンスして長く使用したいですね。
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