【レザークラフト】ティンダーポーチ(Tinder Pouch)の作り方を紹介します。




こんにちわ。

最近レザークラフト熱がふつふつと湧いてきて、「レザークラフト界」に散財し始めているソロニワです。

そこで、以前から欲しいなぁと思っていた「ティンダーポーチ」を自作してみたので、「ティンダーポーチ」の作り方を紹介したいと思います。

割と簡単にできるのでおすすめです。

ティンダーポーチ(Tinder Pouch)とは?

ティンダー(Tinder)は直訳すると「火口(ほくち)」です。つまり、ティンダーポーチというのは、火を熾すときに必要になる材料(シラカバの樹皮や松脂など)を入れておく「袋」のことです。

海外のブッシュクラフターがよく使用しているので、みなさん一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?

ティンダーポーチの作り方

用意するもの

用意するものはこちらです。

木槌はキャンプハンマーなどで代用可能ですが、レザークラフト感を出すためにわざわざ買いました。(笑)やっぱ雰囲気大切にしたいじゃないですか。

あとは「ハトメ抜き」は必須だと思います。革紐ってフリクション(摩擦力)が強いからしっかりとした穴をあけないと、ひっかかって使いづらいと思います。

手順

手順としてはこんな感じです。レザーを丸くカットしたら、穴開けて紐をとおしていけば完成!すごく簡単ですよ。

  1. レザーをカットする
  2. ハトメ抜きで穴をあける
  3. 革紐をとおす
  4. ストッパーをつける

ティンダーポーチを作ってみる

では、さっそくやっていきましょう。

1.レザーをカットする

まずはレザーをまるく切り抜くために、ケガキ(基準線をつける)をします。丸ギリというものを使うとすんなりと線がひけるのですごくおすすめです。(これは、本当に便利!)

型紙がわりのプレートは、今回スノーピークの「トレックチタンプレート(直径19cm)」を使用しました。

丸ギリを寝かし気味にしてスーッと線を引いていきます。

レザーに跡がつきました。

カッターなどでカットします。レザーの方を回転させながら切っていくとうまくいくと思います。

カットできました。レザーを裏返しにしたら、今度は少し直径が小さいもの(アルミパーソナルクッカーの蓋(大)直径16.5cm)を型紙にして、丸ギリでけがいていきます。

穴をあけるための基準ができました。

2.ハトメ抜きで穴をあける

先ほどひいた線に沿って、3.6mmの穴をあけていきます。(革紐には3mmのものが多いのですが、毛羽立っているので、少し大きめに開けた方が使いやすいと思います)

ハトメ抜きは、クラフト社の12号(3.6mm)がおすすめです。

穴が空きました。18個あける予定だったのですが、足りなかった・・あとで、追加で1個あけました。

3.革紐をとおす

革紐を表→裏→表の順に通していきます。今回は3mmの革紐(イタリアンレザー)を使用しました。全体的に柔らかいのに、表面が硬質ですごくいい感じ。

最後まで通しました。

4.ストッパーをつける

ティンダーポーチを「キュッ」と締めるためのストッパーを取り付けます。

余ったレザーで作ってもいいのですが、柔らかい雰囲気の革を使用しているので、硬めの木製(そこらへんにあった木材で作った)にしました。ナイフで周囲を斜めに押し切りして、ドリルで4mmほどの穴をあけただけのものです。

しかし、「ウルヴァリンプロの斬れ味、最強だなぁ。」こういう時買ってよかったと思います。

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高さ5cm・直径8cmくらいのティンダーポーチです。

ストッパーを革紐に通して、先を縛ったら完成です。おお、想像以上に萌える!!

ティンダーポーチを開くとこんな感じです。直径11cmくらいの小物入れにもなります。

ベルトに通せば、持ち運ぶことも可能です。このサイズで作ってよかったかも!

まとめ

以上、ティンダーポーチ(Tinder Pouch)の作り方の紹介でした。

底面が広いので地面直置きした時にも自立して安定感があります。そして、口が大きく開くので中身がとても取り出しやすい!

ティンダーポーチ、最高ですね。

最後に制作のポイント(実際に作って感じたこと)をまとめておこくとこんな感じです。

  • レザーは柔らかいほうが作りやすい
  • 留め具はレザーの質感と逆の質感がいい(硬い質感)
  • 穴は少し大きめにしないと開けづらい

とくに穴の大きさにはこだわったほうがよくて、3mmの革紐を使用するのであれば、3.6mm〜4mmくらいの穴を開けた方が良いと思いました。

以上、参考になればうれしいです。