モンベルの「ジオラインEXP」を買ったのでレビューをします。
暖かいインナーといえば、モンベルのジオラインかメリノウールが「最強」と言われていますよね? 実際に買ってみましたが、本当でした。
「ジオラインてどうなの?」「本当にあたたかいの?」
と思っている方に向けて、正直なレビューをお届けします。
衝撃!ジオラインEXPの率直な感想

ジオラインEXPを着た瞬間に感じるのは
「暖っか!」「生地が立っている!」という感覚。
立体構造の生地にはたっぷりと空気がふくまれ、肌を包みこみます。それは着た瞬間からオーラに包まれるような感覚。まさに「魔法の肌着」ですよ。
もう一度書きますが、ポイントは「着た瞬間から!」からですよ!
ジオラインとは?

「ジオライン」は、登山用品のモンベルが開発した究極のアンダーウエアです。
抜群の保温力と速乾性を誇り、登山家はもちろん、多くのアウトドア愛好家に着用されています。
ライトウェイト・ミドルウェイト・エクスペディションと3種類ありますが、今回紹介するジオラインEXP(エクスペディション)は、最上級グレードになります。
ジオラインの特徴

立体構造
ジオラインの生地はボックスコンストラクションという技術で作られています。

生地と生地の間に無数の繊維の柱が建っているような構造をしているため、たっぷりと「暖かい空気」を含むことができます。
うまく言いあらわせませんが、「段ボールがなぜ暖かいか?」を考えていただくと、理解しやすいと思います。
遠赤外線効果
ジオラインの繊維には特殊なセラミックが練りこまれています。
セラミックには、体から出る熱を再利用して遠赤外線を放出する作用があるため体を芯から温めることができます。
野外で炭火にあたると暖かいように、遠赤外線は空気の流れに左右されないんですよね。だから確実に体をあたためてくれます。
菌を抑える
ジオラインには銀イオン加工がほどこされ、においの原因となるバクテリアを減少させます。つまり汗をかいても臭いにくいのです。
3日くらい着続けても大丈夫。汚れや汗がつきもののアウトドアには最適です。荷物も減らせますし。
優れた速乾性
ジオラインはポリエステル・ナイロン・ポリウレタンの化学繊維で作られているため、優れた速乾性をもちます。そのため、常にさらさらの状態で着用することが可能です。本当に乾くのが速いですよ。
ジオラインとスーパーメリノウールを比較
モンベルにはジオラインの他に、スーパーメリノウールという最強のインナーも存在します。なぜジオラインを選んだのか?それは長くタフに使えるからです。
ウールは穴あきに悩む
実はスーパーメリノウールも愛用していたんですが、胸に豪快に虫食いの穴が空いてしまい「ケンシロウみたいだね」と言われ、泣く泣く処分しましたという苦い思い出があります。
スーパーメリノウールは他のどんな素材よりも高い発熱量を持ち、凄く暖かいですが、天然素材のため、シーズンオフの保管をしっかりとしないと虫食いに悩まされます。
これは化学繊維であるジオラインにはない悩みです。
ジオラインとヒートテックを比較
暖かいインナーの代表格、ユニクロのヒートテックと比較してみましょう。同じMサイズで比較しています。

生地の厚さが段違い
どちらも同じMサイズですが、並べてみると生地の厚さが段違いなのがわかります。
これは単に「生地が厚い」のではなく、立体構造の生地が空気を含んでいるため、より厚みが増してみえるのです。

重量差が意外と少ない
続いて重さを測ってみます。ヒートテックが150gに対してジオラインは204gでした。厚みは3倍くらいに感じるのに不思議ですよね?
見た目ほど差がないのは、ジオラインは「空気」を多く含んでいるからです。


袖口の違い
その他特に気になる点としては「袖口」のフィット感と暖かさです。
インナーとして、それぞれ良さはあるのですが、9部丈のヒートテックに対し、10分丈でかつ袖口がフィットするジオラインはとても暖かいです。
寒さを防ぐには3首(首・手首・足首)を冷やすな、といわれますが、実際に着用してみるとその違いに驚きます。袖が長くタイトだと、本当に暖かい。


まとめ
色々書きましたが、実際に着ていると「驚くほど暖かい」というのが正直な感想です。
秘訣はなんといっても「空気」です。ダウンが暖かい空気を含み保温性を高めるように、肌にいちばん近いところに空気の衣を纏うことができるのです。
冬のキャンプはあまり動くことがないので、身体が芯から冷えてしまいがちですが、最強のインナーを装備することにより「ガンガンいこうぜ」という気持ちにもなれます。
インナーに迷ったらジオラインEXPが絶対にオススメですよ。
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