スノーピーク(snow peak) のクッカー 「ソロセット チタン」 のレビューです。
正直、初めは「前のモデル(ソロセット極チタン)の方が良かったのでは?」と思っていたんですが、いざ使ってみると非常に使い勝手がよいと感じました。
使ってみるまでわからないものですね。
ソロセットチタンのスペック
スペックは以下のとおりです。
特筆すべきはカップの容量の大きさだと思います。前モデルの330ml→540mにサイズアップ。この「容量アップ」が買った一番のポイント。
なぜかは後述します。
- 大きさ:ポットΦ109×125mm/カップΦ110×71mm/フタΦ104×22mm
- 容量:ポット880ml /カップ540ml
- 重量:195g
- 材質:チタニウム・シリコーンゴム
ソロセットチタンの特徴
軽量・コンパクト
チタンの重量は鉄の2/3と軽量です。美しくスタッキングできるセットは縦長で嵩張らず、バックパックなどへの収納もしやすいです。ソロキャンプには最適でしょう。
チタン製
チタンは白金に次ぐ耐食性をもち、海水に浸けておいても錆びません。つまり物理的に破壊しなければ半永久的に使用できます。そして熱の電動率が低いので、口元や持ち手がさほど熱くなりません。アルミとは雲泥の差があります。
チタンの優れた特性は以下のとおり。抗菌作用もあり、イオン化しない(水に溶け出さない)ので金属臭とは無縁です。そのため人体に無害な金属として有名ですね。
- 海水でも錆びない
- 抗菌作用がある
- 水に溶け出さない
- アレルギーフリー
つまみがシリコーン製
つまみをシリコーン製に変更したことにより、素手で触れるようになりました。なんの道具もいらず蓋を扱えるということは、想像以上に便利です。
こればかりは使った人にしか分かりません。
「ソロセット極チタン」との違い
前モデルの「ソロセット極チタン」との違いは以下のとおり。サイズが少し大きくなり、つまみの材質が変更され、蓋のフィット感が完璧になりました。
- カップが大きくなり、単体でも110缶を収納できる。
- 蓋のつまみをシリコーン製に変更。
- 蓋が両クッカーにしっかりフィットするようになった。
ソロセットチタンを開封する
どーん。買ってきました。
早速紹介していきましょう。
ソロセットチタンはこれで全てです。カップ、ポット(縦長)、蓋、メッシュケースが付属しています。ケースの紐はオレンジですね。
前モデルからの大きな変更点はここ。蓋のつまみがシリコーン製になりました。そのため、素手でもっても全然熱くないです。
問題は耐久性ですが、シリコーンはゴムに比べて水分を含みにくく(どんな条件でも含水率1%程度)劣化のしにくい素材です。ただし、酸やアルカリには弱いので食洗機を避けてあげると長持ちすると思います。万が一劣化したら、スノーピークの永久保証に期待です。
裏側はこんなふうに固定されています。
このカップが素晴らしい!
540mlの容量は絶妙で、お湯を沸かしたり、ご飯を炊いたり、パスタを和えたりするのに便利です。内側には目盛りがあるのでお水などを測ることができます。
正直、このカップと蓋が欲しくて買ったようなものです。これでご飯の1合炊きをしたかったんです。(工夫すればチタンでも炊飯はできます。)
110サイズのOD缶がすっぽりと入り、ポットと兼用の蓋はどちらにもぴったりとハマります。(前のモデルはガス缶は入らず、蓋も微妙にサイズが合わなかったので改良されたようです。)
カップ、ポット、蓋の順に重ねるとこんなにコンパクトになります。この中に110のOD缶、シングルバーナー、ライターなどを収納すればこれだけでクッキング可能ですね。
蓋のつまみ以外は全てチタン製なので、サビを気にすることなくずっと使うことができます。ソロキャンプに出かけることの多い私にとっては、最も使用頻度の高いクッカーになるでしょう。これから大切に使おうと思います。
ソロセットチタンを実際に使用してみる
早速「ソロセットチタン」をフィールドでテストしてきました。
縦長のポットなので少ないお湯でパスタを茹でることができます。湯切りをしたら、食べやすいように小さなカップの方に移すとソースと混ぜやすい。
ペペロンチーノソースを和えました。うまいんだこれが・・人生最後の食事はこれでもいいかも。ハムをトッピングすると更においしいですよ。
熱いうちにいただきます!この必要最低限の大きさがいいんですよね。こうゆう道具に美しさを感じるのは私だけではないはず。
ちょっと保温して他の料理を作りたい時はこんな感じで。ふたがあると虫とか葉っぱがはいらなくて良いですね。
「ソロセットチタン」めちゃくちゃおすすめですよ。
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