キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)の「大型火消し壺 火おこし器セット」のレビューです。
そして、レビューとともに、変わった使用方法の紹介をします。なぜならこの「火消しツボセット」はとんでもない力を秘めていることに気づいたからです。
もはや「スマート炭火セット」と改名したほうがいいかもしれません。
火消しツボセットの真の力
このセットの真の力とは、これ一台で炭火を完結できることです。
ソロキャンプが前提ですが、以下のようなことが全て可能です。本当だとしたら、まさに「スマート炭火セット」だと思いませんか?もちろん燃やすものは薪でもOKです。
- 焚火台
- 炭の収納
- 火起こし
- 火消し
火起こし器が優秀
火消しツボに付属している「火起こし器」はとても優秀です。大型でたくさん炭が入るし、底と下部にもうけられた空気穴は、新鮮な空気を効率的にとりこんでくれます。

焚火台に移すと炭の元気がなくなる
火起こし器の燃えさかる炭を「焚火台」に移すととたんに火力がなくなりませんか?
その理由は炭を取り囲む壁がなくなって上昇気流が発生しないから。でもそれを求めるなら市販の焚火台では無理です。七輪しかありません。
「だったらこのままでいいのでは?」
そうなんです。大型の火起こし器だからこのまま焚火台としても問題ないんです。(大きさからしてソロキャンプ限定ですが)
下の写真をご覧ください。自然に生まれる上昇気流により、なにもしなくてもこの勢いです。このまま炭火ストーブとして使用しない手はありません。

底からこぼれる炭の処理方法
ですが、ひとつ大きな問題があります。火起こし器なので、底面には大きな穴がいくつも空いています。炭がこぼれるのです。
これではコンクリートの上でしか使えません。

芝生などで使うにはどうしたものか・・・?と思っていたところこんなものが。火消しツボの蓋とごとくです。

解決しました。これなら場所をえらばず、芝生の上で燃やしても全く問題ありません。

こんな風に灰がおちても大丈夫です。完璧すぎる。

これで思う存分炭火を楽しむことができます。空気を吹かなくても炎をあげて燃える炭はとても美しい。
遠赤外線効果ででめちゃくちゃ暖かいです。このまま3時間くらい楽しみました。

片付けもスマートに
炭火を終了するときは、このように火消しツボにつっこむだけです。

ふたをして空気を遮断。

ごとくをかぶせてネジをしっかりとしめたら火消し完了です。

20分もすれば持ち歩けるようになります。なんてスマートなんだろう。

次回使用するときも簡単です。新しい炭をビニールなどに入れ、火消しツボにいれて持って行きましょう。一度燃えて残った炭(消し炭)はとても火がつきやすいですから、ここに着火剤を加え、新しい炭を追加すればOKです。

着火剤と新しい炭を追加したら準備完了です。

着火後、10分で炭火ストーブの完成。
このまま暖をとったり、網をのせて調理も可能です。うちわであおぐ必要すらなく、常に強火というのは冬のキャンプには最高ですね。
まるでソロストーブのようですが、ソロストーブは分解できないため、油ものの調理には向きません。

まとめ
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)の「大型火消し壺セット」のレビューでした。
これは本来の使い方ではないですが、我ながら「理にかなった使い方」だと思います。火消しツボの中にすべてが収まるというのはとても気持ちがいいですね。
なんてシステマチックなんだろう。本当に便利なので、ぜひお試しください。
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