【レビュー】これぞ究極の卓上炭火グリル!UNIFLAME「ユニセラ TG-Ⅲ 」を買ってみた。

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ユニフレーム の「ユニセラ TG-Ⅲ 」を買いました。

ユニセラ TG-Ⅲはユニフレームが販売しているステンレス製の卓上炭火グリルです。初代ユニセラの発売が1992年ですから、25年以上も愛され続けているロングセラーモデルになります。

炭火×セラミックの素晴らしさ

ユニセラといえば「炭火×セラミック」ですが、何がいいかというとこちらです。結論からいうと、食材をカリッとフワッとさせるために最適な条件が整っていると言えます。

  • 炭の赤外線(遠赤外線・近赤外線)による効果
  • セラミックの遠赤外線による効果

そして、遠赤外線と近赤外線の効果がこちら。

  • 遠赤外線・・食材表面で熱に代わり表面をカリッと焼き上げる
  • 近赤外線・・食材数ミリに達し、内部をすばやくあたためる

つまりユニセラは炭の強烈な赤外線(遠赤外線・近赤外線)と、加熱されたセラミックによる遠赤外線のW効果が期待できるわけです。七輪も珪藻土を素焼きしたセラミックなので全く同じ原理ですね。

ユニセラTG-Ⅲのスペック

メーカーユニフレーム(UNIFLAME)
製品名ユニセラTG-III
使用サイズ約31.5×25×19(高さ)cm
収納サイズ約31.5×16.5×8.5(厚さ)cm
焼き面サイズ約310nn×180mm
重量3.1kg
素材ステンレス鋼+特殊セラミック

焼き面サイズは31cm×18cm。コンパクトに思えますが、大手焼肉チェーン店等で使用されている焼網とほぼ同程度の量を焼くことができるそうです。(4〜5人分)横長なので秋のサンマもOKですね。

歴代モデルとの違い

今回買ったのはユニセラの3代目であるTG-Ⅲというモデルです。

初代と2代目との主な違いがこちら。脚の形も若干違いますが、最大の違いは「丸洗い可能になった」ということでしょう。

  • 側面のセラミックパネル廃止
  • 主壁のグラスウール廃止(セラミックパネル裏)
  • 網がストレートタイプに変更
  • 丸洗い可能になった
ユニセラTG(2代目)
こちらが2代目の「ユニセラTG」
画像:猫とキャンピングカーとプリウスとバイクとダムが混在する場所

ユニセラの組み立て方

ユニセラの箱

3.1kg。わりと重いやつが届きました。

ユニセラのパーツ一覧

セット内容がこちら。

本体・側面パネル・ロストル・灰受け・焼き網・滑り止めのゴム。

メカメカしい感じがたまらんですね。

ユニセラ  セラミックパネル

さっそく組み立てていきましょう。まずは本体を寝かした状態で開きます。

ユニセラ  側壁パネル

側壁のパネルを2枚(左右)取り付けます。(本体のスタンドがちゃんと閉じていないと干渉します。)

本体を起こして、スタンド部分を開きます。

ユニセラ  ロストル

ロストルを側壁の下から差し入れて。

はい受けをロストルの下へ差し入れます。

ユニセラTGⅢ

網をのせたら完成です。

ユニセラの特徴

ストレートタイプの焼き網

続いて、ユニセラの特徴がこちらです。

  • 3層構造のセラミック壁
  • ストレートタイプの焼き網
  • 水洗い可能
  • V字型で効率的

順に説明しますね。

3層構造のセラミック壁

セラミック壁

ユニセラの側面には高耐熱セラミックが配置されていますが、なんとこれが3層構造になっているんです。(セラミック→空気層→ステンレス壁)

遠赤外線効果だけでなく炭の保温も期待できますね。

しかもセラミックはドライバー一本あれば交換可能。これは素晴らしいですね。

ストレートタイプの焼き網

焼き網

ユニセラ TG-Ⅲはストレートタイプの焼き網です。もともとオプションであったものが、3代目になって純正採用されました。

デザイン的にも美しく、ステンレス製なのでずっと使えます。そしてなんといっても汚れが落ちやすい!これは最強だと思います。

3代目は水洗い可能

ユニセラTGⅢは全て水洗いOKです。(初代と2代目は洗えない)ステンレスなので錆びませんし、セラミックも水をあまり吸収しない素材なので乾きやすいですね。

これはベストな組み合わせだと思います。

V字型で効率的

V字型セラミックパネル

ユニセラはV字型なので炭が少量で済むのもポイント。これは非常に効率のよい理にかなった形だと思います。

画像:UNIFLAME

ユニセラのデメリット

逆にデメリットがこちらです。

これは、組み立てが面倒なことと、部品がまとまらないので、専用のケースが欲しくなることくらいでしょうか。歴代モデルのように収納ケースはつけて欲しかったですね。

組み立てが面倒

ユニセラのパーツ

コンパクト収納を考えると仕方ないのですが、ある程度の部品数があるので、設置と撤収は少し手間ですね。本体を開いたときに、側壁が自動的に立ち上がったら素敵だなって思います。

収納しずらい

本体に部品が収まるわけではないので、収納にはちょっと気を使うかもしれません。適当に放り込むと傷がちょっと気になりますし。

オプションの収納ケースはやはり欲しいですね。

実際に使用してみる

ベランダでユニセラを使ってみました。

せっかくの卓上グリルですからね。家でもガシガシ使っていきたいと思っています。

使用した炭はユニセラ推奨の岩手切炭です。

岩手切炭とは?岩手県独自の構造を持つ「岩手窯」で約800℃の高温で焼かれた炭です。固定炭素率が平均90%と非常に多く、不純物が少ない高品質な黒炭です。

形が揃っていて使いやすいし、いやな匂いがないから食材が美味しく焼けますよ。

ユニセラの火起こし方法

さっそく火起こしです。

消し炭(一度使用した炭で、火がつきやすい)をロストルの上に置き、その上に岩手切炭を5個くらいおきました。今日はジェル状着火剤で試してみたいと思います。

灰受けに着火剤を出すと、炭までの距離が少しできていい感じです。(この量だとちょっと足りなかったので2倍くらいあると良いと思います。)

ピンク色のパック燃料だと2〜3個くらいあった方がいいかも。

ユニフレームさんも灰受けの上に着火剤を置くように推奨していますが、「それじゃ距離ができてしまうから」と、ロストル上(ひとつ上の網のところ)に着火剤を置いて、炭を被せていく人もいるみたいです。

炭がチンチンになってきたので肉焼きましょう!網を裏返して強火モードにしました。

やっぱ炭火はいいですね。ガス式のグリルと違って肉汁がしっかりと残っています。やはり「炭火×セラミック」は最強ですね。

自家製の特製タレです。しかし・・めっちゃくちゃ美味かった・・

終了後、大きな炭をとりのぞいたあとの状態がこちら。

テーブルに灰は落ちないの?焦げないの?

ユニセラを買う前に懸念していたことがこちら。

  • 組み立て式だから灰が落ちそう
  • テーブルが焦げそう

加工精度が高く、本体と灰受けにはほぼ隙間ができません。強風でない限りは灰受けの炭が飛んでいくことはなさそうです。今回は念のため焚火テーブルを使用しましたが、テーブル焦げの心配もないですね。

水洗いする

ユニセラはキッチンで洗えるサイズなのが素敵ですね。洗剤つけて、ガシガシ水洗いしちゃいます。スコッチブライト使うといい感じでした。

ストレート網は撫でる感じで汚れがとれるからストレスがありません。これはほんと素晴らしいと思います。

乾燥させて終了です。

速く乾かしたいときは、セラミックをトーチとかで炙るといいみたいですよ。(ユニフレームさんより)

専用トングは絶対揃えたい

ユニセラトング

つづいて、ゴリ押ししたいオプションの紹介です。

「ユニセラトング」というものなのですが、ステンレスの一枚板でつくられていて、曲げ加工の部分が微妙に薄くなっているんです。だから本体は丈夫なのに、食材をはさむときに柔らかい。

おまけに一体成形のスタンドがあるので、テーブルに直置きOK!

しかも安い!!まさに神ギアなので、ユニセラトングは絶対に揃えたほうがいいですよ。

ユニセラトングにはフッ素加工のバージョンもあります。これはお好みですね。

ユニセラと炙りやの比較

ユニセラと、ガス式卓上グリルの「炙りや」(イワタニ製)と比較してみました。

焼き面のサイズはほぼ同じですが、高さは6cm弱の違いがありますね。

  • ユニセラの高さ:19cm
  • 炙りやの高さ:13.3cm

「炙りや」の網を重ねてみました。

焼き面のサイズですが、ユニセラの方が横に2.5cmほど長いです。

幅は全く同じ18cmです。

ユニセラに「炙りや」の網をのせてみると、シンデレラフィットしました。

「炙りや」にユニセラの網をのせるとこんな感じ。「シンデレラフィット?」と思いきや・・

ちょっと力を加えるとずっこけます(笑)おしい!

ちなみに「炙りや」はカセットガスで使用できる究極の卓上コンロです。一瞬で調理ができるので、超絶便利ですよ。炭の火起こしがめんどうな人はこちらがおすすめです。

ユニセラミニ・ロング比較表

現在販売されているユニセラは3種類です。ソロキャンプに最適なユニセラミニと、焼き面サイズが大きくなったロングもあります。

高さは全ておなじ19cmで、主壁のセラミックパネルがそれぞれ1枚・2枚・3枚と増えている感じですね。あとは焼き網がユニセラミニだけ十字タイプになっています。

ユニセラ TG-III ミニユニセラTG-IIIユニセラTG-III ロング
使用サイズ170×250×190mm315×250×190mm470×250×H190mm
重量1.85kg3.1kg4.7kg
焼き網十字タイプストレートタイプストレートタイプ
収納ケース付属オプション対応付属

まとめ

ユニセラTGⅢ

以上、ユニフレームの「ユニセラ TG-Ⅲ 」のレビューでした。

ユニセラ最大の魅力はなんといっても「セラミックパネル」だと思います。

清潔な金属製のグリルで丸洗いできるのに、七輪のような赤外線効果と保温性を兼ね備えている点。これに尽きます。

これがユニセラをオンリーワンの存在にしているんですね。

ユニセラ、いいですよ。

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