こんにちわ、ソロニワです。
台風15号、すごかったですね。我が家でも2階に設置したウッドデッキが風で飛びそうになりました。しかもすぐ復旧すると思っていた停電が長引いて困った困った・・
ということで、実体験から災害時(停電)に役にたったキャンプ用品を紹介させていただきます。
Contents
ランタンは複数そろえる
当たり前ですが、停電の時ってキャンプ用のランタンがとても役に立ちます。
なぜなら暗闇の中で人は恐怖を感じるから。不便なことがが続く災害時には、「明るさ」が圧倒的な安心感をもたらしてくれますよ。
で、揃えておきたいランタンの種類なんですが、やはりメインのもの1つと、小さめのものをいくつか持っているととても便利だと思います。まあ、キャンプと一緒ですね。
具体的にはこんな感じ。
- メインの場所に1つ
- 家族の移動用に1つ
- 調理用に1つ
そしていろいろなエネルギー源が違うものを揃えておくと「あれがない、これがない」となってもなんとかなるな、って思います。今回だとこんな感じ。
- 乾電池式(コンビニで買える)
- 充電式(モバイルバッテリーや車から充電できる)
- 灯油式(ガソリンより簡単に手に入る)
順に紹介したいと思います。
大光量ランタンで子供に安心を与える
今回は天井付近に大光量ランタンの「ルーメナー」をぶら下げました。(カーテンレールとエアコンで天井付近にロープを渡しています。)
家族に普段と変わらない明るさの中で、「安心する場所」を提供するのが目的です。
小学生の息子は「明るっ!これならいつもと変わらないじゃん!」とすごく安心できた様子でした。
ちなみに、「ルーメナー」の素晴らしい点がこちらです。
- 1300ルーメンの大光量(ろうそく1300本分)
- 10,000mAhの大容量(モバイルバッテリー並)
- USB機器を充電できる(2.1Aの急速充電が可能)
つまり、大光量ランタンとしてだけでなく、急速充電可能なモバイルバッテリー(10,000mAh)でもあるんですよ。
点灯時間はHighモード(1300ルーメン)で8時間、Lowモード(260ルーメン)では100時間になります。
ルーメナーは充電が切れても「モバイルバッテリーや車のシガーから充電できる」という安心感があるので、乾電池式以上に思い切って使えてよかったです。
キッチンにはマグネット式ランタンが便利
たいていのキッチンには金属製の換気扇カバーががついていますよね?なので、そこにぱっと貼り付けられるマグネット付きのランタンがすごく便利でした。
使用したのはブラックダイアモンドのリモジというランタン。キャンプではバイクに張り付けたり、車のトランク裏に張り付けて便利に使っています。
もの凄くコンパクトですが、明るさは100ルーメン。高照度で10時間・低照度だと100時間のロングライフです。充電式なので、最悪モバイルバッテリーや車のシガーから充電も可能ですよ。
金属製のフックもついているのでカーテンレールなどにサッとぶら下げることもできますよ。
移動には服にはさめるランタンが便利
つづいて、移動用にはスノーピークの「たねほおずき」です。
コロンとした愛らしいデザインと。優しい色合い。超絶便利なマグネット式シリコンバンド。個人的に大好きなランタンなんです。
Tシャツなどの首回りにマグネットではさめるので、両手があいて凄く調子がいいんですよね。「ヘッドライトでいいじゃん?」と思うかもしれませんが、仰々しいし、頭を締め付けられるので私はこちらを愛用しています。
単4電池3本仕様で、明るさは60ルーメン。高照度で60時間・低照度で100時間点灯します。低照度なら4日連続点灯できるので、「こまめに消さなきゃ!」というストレスもありません。
乾電池式なので、先に紹介したルーメナーやリモジとはリスクを分散できるのもメリットですね。
マグネットで脱着できるシリコンバンドがついているので、家族が部屋から出る時にサッともっていけるようにドアノブにぶらさげておくこともできますよ。
テーブルにポンと置くだけでもわりといい仕事をしてくれます。
暖色系の雰囲気のある灯りなので、夜のナイトライトにも最高ですよ。
ロマンチックな液燃ランタン
そして、ロマンを求めるなら灯油やガソリンなどの液燃ランタンも一つあるといいですね。災害時ってつまらないものですが、液燃の灯りがひとつあるだけで一気にロマンチックな雰囲気に浸ることができます。
人は炎を眺めるだけで、心が和みますよね?きっと「歴史」が人々のDNAに刻み込んできた反応なんでしょうね。
そこでおすすめなのが「灯油ランタン」です。ガソリンランタンに比べて扱いが雑でよいので本当に重宝します。真冬でなければガソリンのように競争が起こりづらいので簡単に入手できるのもポイント!
乾電池も売り切れてて、モバイルバッテリーもなくなったみたいな状況でも、わずかな灯油があればいくらでも灯りを作り出すことができます。
今回はフュアーハンドの灯油ランタンをガレージの灯りとして使用しました。ドイツで100年以上も作られている超ロングセラーのギアです。
キャンプ用クッカーならお米が簡単に炊ける
停電で炊飯器が死んでしまったので、「スノーピークのトレック900」でお米を炊きました。
「家に鍋があるからそれでいいじゃん?」と思うかもしれませんが、災害時・停電時は炊飯に必要な水の量を一瞬で把握できることが必要だと思います。
スノーピークのトレック900は、蓋にすりきり一杯のお米がちょうど2号。クッカーの内側にはメモリがついているのでサクッとお米を炊くことが可能です。(2号なら2.0OZのところまで水を入れる)
アルミだから焦げ付かずに上手に炊けて、メモリで炊飯時の水の量を一瞬で把握できるから、全くストレスがないんですよね。しかも縦型だから吹きこぼれが少なくてレンジを汚しません。
キャンプをしない方でも、災害時には絶対に役立つのでおすすめですよ!
大容量バッテリーの安心感
つづいて、災害時のバッテリーについて。もちろんポータブルバッテリーを持っていれば一番いいんですが、なにしろ高い・・で、災害時もそこそこ使えるのが、大容量のモバイルバッテリーだと思います。
私の使っているimutoのものはすでに廃盤ですが、20000mAhの大容量でクイックチャージ対応なのですごく便利に使っています。
スマホなら数回満充電できますし、USB扇風機を回したり、ノートパソコンを充電したりと大活躍です。しかも使い切ったたとしても車から充電できるので、キャンプだけでなく、停電時にも圧倒的な安心感があります。
今買うならAnkerの20000mAhでスピード充電対応モデル(Quick Charge 3.0)がいいなって思っています。
充電は車からする
先ほどから「車から充電できますし」的な書き方をしていますが、車のシガーソケットからUSB出力できるアダプターは絶対に持っていたほうがいいと思います。
私の使っているのはRAVPowerのアダプターですが、2.4Wで充電できるので結構便利に使っています。iphoneXsでも十分快適に充電できますよ。
これ一個あるだけで、いろんなもの(スマホ・モバイルバッテリー・ノートパソコン(USB対応のもの)・充電式のLEDランタン)に充電できるので、災害時には本当に強い味方になりますね。
ちなみに、今このブログを書いているのも、車に接続したノートPCからです(笑)
停電で困ったこと&教訓
ついでなので、今回の停電で困ったことについても少し。特に困ったことはこの2つでした。
- 暑い
- 洗濯機が使えない
冷蔵庫問題については、もう完全に割り切って外食とかコンビニを利用しながら過ごしました。お風呂は太陽光温水システムがあったので無問題でした。
「暑い」については、ガソリンさえ入手できれば車の中で過ごすことで完全に克服できます。クーラーもラジオもあるし、デジタル製品は充電できるし。最高です。
ただ、一晩エンジンをつけておくわけにもいかないので、夜寝る前に使う強力な扇風機だけは欲しくなりました。
で、意外と困ったのが洗濯です。
溜め込んでしまい、コインランドリーに向かうも長蛇の列で断念。結局、大量のタオルや服を手洗いするはめに。大変すぎて死ぬかと思いました(笑)
で得た教訓がこちら。
- 洗濯ものは “絶対に” 溜め込んではいけない
- バスタオルは使ってはいけない
- 服はむやみに着替えてはならない
なので、停電が予測される場合は絶対にバスタオル禁止にした方がいいと思います。手ぬぐいとか、フェイスタオルにして、「使用後絞ってすぐ干す」みたいにするとめちゃくちゃ楽だと思います。
災害時に欲しくなったもの
最後に今回の災害体験で、「これがあったらより快適だったな・・」と思ったのはやはりコードレス扇風機と、ポータブルバッテリーです。
こちらは、最初に紹介したランタンと同じ、ルーメナーのものです。電源なしで20時間稼働するので、2晩くらいは使えますね。しかも、DCモーター(省エネで細かな風量調節ができる高価なモーター)採用なところがイケてます。
これは絶対に買います!というかもう買いました(笑)
そして、欲をいえば家庭用扇風機(いつも使っているレベルのもの)が欲しいところです。となると、コンセントが差せるポータブルバッテリーが必要ですよね?
そこで今一番気になっているのが、SmartTapのポータブル電源です。
大容量174,000mAhで300Wまで対応なので、扇風機はもちろんテレビや小さめの冷蔵庫もいけます。しかもカッコいい!
いいですね、これ。
まとめ
いままでの人生で災害らしい災害に見舞われたことがなかったのですが、長期間の停電を経験することで、改めて災害時の準備の大切さや、キャンプ用品の素晴らしさを感じました。
キャンパーには実感がないかもしれませんが、我々が使っているキャンプ道具って、一般の人からしたらかなり高価な道具ですよね?
でも、高価で考え抜かれたキャンプ用品だからこそ、いざという時に信頼することができ、本当に頼りになります。
キャンプ道具って本当にすばらしい。
今回の体験が、みなさまの参考になればうれしいです。
@ソロニワ でした。