Trangia の「ハーフパイントマグ(Half pint mug)」を買いました。
前から「ハーフパイントマグいいなぁ。 → 買おうかなぁ → でも使わないかなぁ。」と一人問答を繰り返していたんですが、
問答にも疲れたし、最近缶詰調理にハマってしまったので購入です。
実際に使用してみた感じ、マグというよりは、調理や炊飯にもの凄く便利なギアですね。
Contents
ハーフパイントマグのスペック
ハーフパイントマグは、スウェーデンのTrangia(トランギア )が販売しているアルミ製(素地)のマグです。
スペックはこちら。大きさは実測です。
- 外径:105mm(つまみ+40mm)
- 内径:96mm
- 高さ:50mm
- 容量:300ml
- 重量:57g
- 素材:アルミ製(無垢)
ハーフパイントマグのレビュー
買いました。これがなんで「ハーフパイントマグ」なんだ?
どうやら英国の1パイントが568mlであることから、「ハーフパイント」と名付けられたものだと思われます。
- 英パイント = 約568ml
- 米パイント = 約470ml
上からみた感じ。
下からみた感じ。底面は平らですね。安定性がいいです。
持ち手がこちら。アルミ製でリベット止めです。
持ち手上部にはロゴが掘られています。
シーズニングのやり方
ハーフパイントマグの素材は「アルミ素地」なので、シーズニングが必要ですね。
やり方は簡単です。お米のとぎ汁で15分ほど煮てあげましょう。(メスティン と一緒ですね。)
ハーフパイントマグの蓋
蓋は付属していないのですが、ぴったりのものを見つけました。以下の2つのものがぴったりとはまります。
トークスチタニウムリッド950mmだとこんな感じ。
トランギアのTR-325(0.6L)の蓋だとこんな感じです。
ハーフパイントマグのスタッキング
わかっていたことですが、スタッキング能力はとても低いです(笑)持ち手が固定なので、内径が145mm以上あるクッカーであれば収まりますね。
逆に中にスタッキングすることを考えると、ベルモントのチタントレールカップがぴったりと収まります。(これも超便利なカップです!)
0.5合炊飯をする
ハーフパイントマグで0.5合炊飯をしてみます。
「メスティンで1合炊飯すると多いんだよなー」という方には最高だと思います。
お米0.5合に水100ccでちょうど良かったです。水位はリベットより3mmくらい上ですが、次回使うときのためにナイフなどで傷をつけておくと便利だと思います。
炊飯の手順はこちらです。
0.5合炊飯の手順
- お米を30分浸水させる
- 強火にかける
- 沸騰したらそのまま2分
- 少し火を弱めて3分
- 弱火で5分
- 火から下ろして15分蒸らす
ピカピカのご飯が炊けました。0.5合炊飯のために生まれてきたようなマグですね。お茶碗のように食べられるし、メスティンより快適だと思います。
サバ缶を煮てみる
もうひとつやりたかったことがサバ缶の調理です。理由は以下のとおり。
- 缶詰を直火にかけたくない
- 缶詰の中身はチタンだと焦げやすい
キャンプでは缶詰を直火にかけることが多いと思いますが、内側のコーティングが溶け出してしまうのであまりよくないそうです。
チタンのシエラカップなどで調理してもいいんですが、焦げやすので、アルミ製のものが欲しかったんですよね。
サバ缶の味噌煮に、ネギ・コチュジャンをプラス。臭みが消えて、甘みがプラスされてうまいです。
かるく混ぜて、蓋をしたら3分ほど弱火で煮ます。
うまいんだこれが・・超おすすめです。
ハーフパイントマグのここがダメ
個人的には大ヒットのギアですが、もちろんダメなところもあります。
全てがアルミ製(熱伝導率が高い)なので、口元・持ち手が熱くなるんですよね。そのため、「熱々のコーヒーを入れる」みたいな用途には向きません。
なので純正のレザーカバーも販売されています。
まとめ
以上、トランギアのハーフパイントマグの紹介でした。
ハーフパイントマグの使用方法をまとめるとこちら。
- マグ(熱くなるので注意が必要)
- 湯沸かし
- 0.5炊飯(そのまま食べられる)
- 缶詰調理(焦げつかない)
- ソースパン
ソロキャンパーには何かと便利なギアだと思います。これは買った良かった!
こちらはブラックバージョン。
大きさは一緒ですが、ノンスティック加工が施されているので、焦げつきにとても強くなっています。