ケラム (KELLAM)の「ウルヴァリンプロ」のレビューです。
「ウルヴァリンプロ」は、フィンランドの伝統的なナイフ「プーッコ」の特徴を踏襲した素晴らしいナイフです。実際に買って使用してみましたが、デザイン・斬れ味・質感、すべてにおいて優れたとても良いナイフだと思いました。
北欧ナイフ選びの参考になればうれしいです。
プーッコとは?
プーッコ( Puukko)というのは、フィンランド様式・スカンジナビア様式の伝統的なナイフです。木工、釣、料理などの道具として使われるほか、武器としても使われるのだとか。
ケラム(KELLAM)とは?
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ケラムはフィンランドのナイフメーカー(本社はアメリカ)です。フィンランドのナイフメーカーである「アハチ(Ahti)」にいた人が設立した会社で、品質はもちろん、斬れ味の良さ(箱だしですぐに斬れる)には定評があります。
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ウルヴァリンプロのスペック
- 【ブレード長】7.9cm
- 【全長】19.9cm
- 【素材】STP炭素鋼
- 【ハンドル】カーリーバーチ
- 【シース】レザー
- 【重さ】85g
ウルヴァリンとの違い
ケラムにはウルヴァリンプロというナイフの他に「ウルヴァリン」というモデルもあります。その違いは刃の長さと重さです。どちらも扱い易い長さなので単純に好みで選べばよいと思います。(私は短めが好きなので、プロにしてよかったと思いました。)
ウルヴァリンプロの特徴
特殊炭素鋼
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ウルヴァリンプロには、SPT炭素鋼という、部分焼き入れをした特殊な炭素鋼が使われています。研ぎやすく優秀な斬れ味を誇るブレードです。
絶妙な刃長
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ナイフは3~4.5インチ(7.6cm~11.4cm)の範囲内が使いやすいと言われていますが、ウルヴァリン プロの刃長は7.9cmです。威圧感がなく小回りがきく長さはとても実用的です。
スカンジナビアングラインド
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刃付けは純粋なスカンジナビアングラインドになっています。ベベルの位置が高い(銀色の部分が多い)ので、木材への食いつきがよく、フェザーを安定して作るには最適な形状です。(ベベルが低いと木に跳ね返されてしまうんです。)
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天然木ハンドル
とても魅力的なのが北欧ナイフに特徴的なカーリーバーチ(樺の木)のハンドルです。この独特な色合いと文様が好きなんですよ。
なんだか、「北欧」を感じさせてくれるんですよね。
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レザーシース
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ウルヴァリンプロを選んだ理由の一つに、デザイン製の高いレザーシースが挙げられます。北欧の伝統的なナイフ「プーッコ」に即したデザインはとても魅力的。掘られている造形もいいんですよね。
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他社のものとくらべてとても細かい細工がほどこされている印象があります。使い込むほどに美しく変化していくレザーシースはたまりません。
まとめ
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自然素材である天然木とレザーシースを使用したナイフは美しいです。傷や汚れすら「エイジング」という価値に変わっていくから所有欲がずっと満たされる。
大量消費の時代に、素晴らしいことだと思いませんか?
決して安い買い物ではないですが、何十年と使い込んでいくことを考えるとそれだけの価値はあるでしょう。