こんにちわ、@ソロニワ です。
OD缶(アウトドア缶)の「塗装剥がしの方法」を紹介します。
OD缶といえば「鏡面磨き」がメジャーだと思いますが、今回は金属の素地を活かした控えめの光沢というのを意識してリメイクします。
ガス缶カバーなしでも簡単にお洒落にみせることができるので、ぜひ試してみてください。
OD缶の塗装を剥がす方法

塗装を剥がす方法としては「塗料剥がし」という剥離剤と、ナイロンタワシ(金属に傷がつかない程度のもの)を使用します。
その後の「磨き」がないので、サクッとできますよ。
- 所要時間=10分+待ち時間30分
それではやっていきましょう。
用意するもの
用意するものはこちらです。

- OD缶
- 塗装剥がし剤
- 刷毛
- 手袋
- ナイロンタワシ
- サランラップ
道具選びのポイント
刷毛はなくても大丈夫ですが、剥離剤を塗りこむときに便利なので、あった方が良いと思います。
また、今回用意した黄色いナイロンタワシは、SK11の極細目 #1500というものです。
これが凄く便利。金属に傷跡がほとんどつかず、目詰まりしない。洗えばまた使える。シンクや鍋の焦げとりもできる。と、万能です。
手袋は「塗装剥がし剤」で溶けるので、手の弱い方は厚手のものを用意した方がいいですよ。
実際に塗装を剥がしてみる
それでは、実際に塗装を剥がしていきましょう。

「塗料剥がし」をまんべんなく塗り込みます。コツは「たっぷり」「まんべんなく」です。ちなみに、刷毛はマストだと思います。

塗り終わったらサランラップで包んで30分ほど放置。

サランラップをはがし、ナイロンタワシで擦ります。塗装が弱体化しているので、「クッカーの軽い焦げ」を落とすような感じで塗装が剥がれます。

うるぁ!

ほぼ剥がれました。そして手袋は破れました…

塗装が残りやすい部分にもう一度剥離剤を塗布して、すぐに擦ります。タワシに剥離剤を直接つけてこすると、塗装がよく落ちますよ。

水で洗い流したら完了。こんな感じになりました。この鈍い光沢がいいんですよ。

注意点としてはその後しっかりと拭き取ってしっかり乾かすことです。サビを防ぐためにも重要ですね。
※ガス缶なので、ドライヤーは絶対に使わないでくださいね。

つなぎ目の部分も綺麗になりました。
この金属の素地。鈍い光を放つ感じが好きだなぁ。バイクのタンクみたい。
OD缶て消耗品だけど意味あるの?
ここでちょっとおすすめの道具を紹介します。
せっかく頑張って磨いたのに「OD缶のガスがなくなったらどうするの?」と思いますよね。一度使って捨てるなんて切なすぎる・・
そんな時はこういった道具を使用するとよいと思います。
CB缶→OD缶に詰め替えができるのですごく節約になりますし、リメイクしたOD缶を長く使うことができます。
ただし、少しでも異変を感じたら新品に交換しましょう。
まとめ
以上、OD缶の塗装剥がしの方法でした。

さっそくノクターン(snowpeak)で使用してみましたが、とてもいい雰囲気。アーバン×アンティークな感じがノクターンにぴったり。

ちなみに、今回使用したのは、「ニッペの塗料剥がし」になります。
メリットはドロっとしたゲル状で扱いやすいということ。これが百均の塗装剥がしだと液だれしやすい「スプレータイプ」しかないようなので、こちらを選びました。
- ゲル状で扱いやすい
- 刺激の少ない非塩素系
- 主成分に生分解性原料(自然還元成分)を使用
環境に配慮した自然還元成分のため、「水に流せる」というのもよいですね。
気軽にOD缶をドレスアップしたい方の参考になればうれしいです。