世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

本は昔から好きでよく読んでいます。本というのは、優秀な人が人生をかけてまとめた内容ですから、それが自分の知見となれば、こんなにおいしい自己投資はないと思っています。たまに「あぁ・・」とかなりますけどそれはそれで。

今回読んだのは電通→戦略コンサル→人材開発コンサルというキャリアをたどっている、山口周氏の新刊です。

画像:IMA

サイエンスよりアートを!

東芝、電通、DeNAなどのコンプライアンス違反や、車業界での立て続けな不正など、ここ最近は企業のバランスを欠いた経営が非常に目につきますが、全てにおいて共通するのが経営者の美意識の欠如であると著者も言っています。てるみくらぶなんて逮捕されましたよね。

一方で、Googleなどの超先進的な企業のエリート達は積極的に「アートの分野」に進出しはじめているという事実があります。本書はそのあたりについてアート、サイエンス、クラフトの視点から論じています。

サイエンスといえば「データ」です。世界共通ですから説得力がありますし、絶対に正しいと思ってしまいがちですが、データやロジックから導きだされる答えというのは、How to が分かれば誰がやっても同一の答えを導きだしてしまいます。つまり企業の差別化にはならない。

そして企業が直接的な利益に結びつかない「アート」を無視し「サイエンス」に偏りすぎれば、必ずコンプライアンス違反や不正などにつながってくる。だからこそ「直感や美意識というものにもう一度焦点を合わせてみるべき」という筆者の考えには激しく同意しました。

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