ラパン(HE21S)のエアコンが故障?エキスパンションバルブの交換方法 ​

カーエアコン修理




こんにちわ、@ソロニワです。

今日はスズキ ラパン(HE21S)のエキスパンションバルブ(以下:エキパン)の交換について書きます。

この形式(HE21S)のラパンでエアコンガスが減っていたら、大抵はエキパンからの漏れが原因のようです。原因はゴムの劣化で、エキパンのOリング(ガスの漏れを防ぐゴムのパッキン)の部分が劣化してガス漏れになるのです。

「ラパンのエアコンが故障した!修理なきゃ!」という方は一度エンジンルームをのぞいてみてください。本来数万円はかかるところ、数千円で直せるかもしれませんよ。

エキスパンションバルブとは?

エキパンがどういう部品かというと、エアコンの高温の液体ガスを霧状に噴霧する部品です。液体から気体に変わる時には、周囲から熱を奪います。だからエアコンは冷えるのです。

エキスパンションバルブとOリングを用意する

部品で用意するものは以下の通りです。

エキスパンションバルブと、0リング(ゴム製パッキン)が4個あればOK。全部Amazonで用意できますが、スズキのディーラーにこの品番を持っていけば、一週間くらいで取り寄せてくれます。

Oリングのサイズは色々ありますが、取り付ける時に同じ大きさのものを交換すれば良いので、どれがどこにハマるかはすぐわかります。品番は以下のとおり。

・エキスパンションバルブ 95431-65D40

・Oリング 95895-50G00

・Oリング(2個) 95896-50G00

・Oリング 95891-50G00

マニホールドゲージとガスを用意する

エアコンのガス圧を測り、ガスを補充するマニホールドゲージと、エアコンのシステムを真空状態にするポンプです。私はアマゾンで1万円くらいのセットを買って使用しています。

あとは134a(最近の車はみんなこれ)のガス缶(200g)が2本くらいあれば良いです。

私が使用しているのはセットになったこちら。↓安いですが、全然問題なく使えます。

エアコンガスは3缶(600g)は必要です。(ラパンのガス量の指定は500g(+-50))

スズキ ラパン(HE21S)エキスパンションバルブの交換方法

エキスパンションバルブの位置はここです。ボンネットを開けて、ちょうど助手席の前あたりについています。エキスパンションバルブの周りがベトベトに汚れていますが、これがエアコンガスが漏れている証拠です。(エアコンのガスにはオイルが含まれているので漏れた箇所は汚れるのです)

まずはエアコンのガスが抜けているのを確認しましょう。私はすでにすっからかんですが、安全のため、一度真空ポンプを使ってエアコンサイクルを空にします。

注意!フロンの大気放出は禁止なので、ガスが残っている場合は業者に依頼しましょう。

まずはLと書いてあるところに低圧側をつなぎます。

Hと書いてあるところに高圧側を繋ぎます。

黄色いコードは真空ポンプにつなぎます。

ちなみにこんな感じです。念のため、おさらいしましょう。

「青」は低圧、「赤」は高圧。「黄色」はポンプです。

真空ポンプをオンにしたら、青と赤のつまみを OPEN にします。(ガスや空気が、赤と青いホースを通って黄色いホースに吸い取られるというイメージです)

下記のようにゲージが0を超えて5分ほどしてから、ポンプを止めます。

これで、エアコンサイクル内は真空ということになります。これでエキパンを安全に外すことができます。

早速、エキパンを外していきましょう。スズキの車は、ボンネット側からアクセスできるので楽です。(メンテナンスしやすくて助かります。)

真ん中でホースステーを止めているネジを外します。ココは8ミリの六角ナットです。

これでスポッっと、配管が外せます。簡単ですね。

あとはエキパンを外しましょう。六角のネジ2本を外せばOK。固着している場合はマイナスドライバーでこじると外れると思います。

ちょっとてこずりましたが、外れました。

こっちは新品の部品たち。

取り急ぎ、エバポレーター側(車体側)のOリング2つを交換して。

配管側の0リングも2つ交換します。

元どおり、組み付けましょう。(なんて簡単なんだ!)

はい、ボルトを閉めたら、完成です。

この後は真空引きをして、エアコンガスを補充したら完成です。(やり方は真空ポンプとゲージのセットにも書いてあります)

ガスの量は500g(+-50)なので200gのガス缶が2本+α必要です。私は少し少なめの2本で使用していますが、きっちりと入れたい場合は3本必要です。

ちなみにガスの量が少ないとコンプレッサーに負担がかかるのであくまで自己責任で。

ラパンは(HE21S)は最高の道具

我が家ではセカンドカーとして下駄のように使っています。特別かっこ良くはないですが、四角い箱型のボディはスタンダードな形で使いやすいです。

荷物はつめる。運転しやすい。パーツも安い。整備もしやすい。つまり、道具としては最高なので、割り切って一台庭に置いています。

特にHE21Sの形式は内装がレトロで明るい木目だったりするのでかわいいです。

乗るなら軽自動車に限る!

いままではアメ車などを乗っていたのですが、今になって「軽自動車ってすごいな」と思っています。

整備も簡単(今回のエキパンも簡単でしたよね?)で、維持費がとても安いです。(税金7,200円/年)

ラパンは四角いので、視界がよく、荷物も詰めて、4ドア。しかもベンチシートなので乗り降りもとても楽なんですよね。これは道具としては最高だと思います。

参考になれば幸いです。

エアコンガスは3缶(600g)は必要です。(ラパンのガス量の指定は500g(+-50))

LG 32UN880

【超優秀】LG 32UN880-B のレビュー「UltraFineDisplay Ergo」

ラパン(HE21S)のブレーキパッド交換方法

スズキ アルト・ラパン(HE21S)のプラグ交換方法














カーエアコン修理

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です